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HOJO 紫茶単株散茶 2019

HOJO 紫茶単株散茶 2019
価格:2700円/50g タイプ:散茶 評価:★9




HOJO 紫茶単株散茶 2019
商品説明:
使用原料は雲南省・臨滄茶区の野生種「紫茶」。標高2100m付近の茶園産。一本の木から採れた茶葉のみを使用。


これで紫茶から解放されますね。基本が珍茶なので、連続すると疲れます……。最後は、紫を最も有効活用したらしいプーアル生茶!しかも一本の木の茶葉だけしか使わない単株といわれるタイプの商品ですね。


HOJO 紫茶単株散茶 20191


茶葉はこんな感じ。前に飲んだ老曼峨古樹 2012年でも思いましたが、アッサミカの散茶はデカいですね……。
茶葉は1.4g量り取り、湯量40mL、熱湯で多煎抽出。最初は20秒、2煎目以降は1煎ごとに10秒プラスしました。


・1煎目:抽出時間20秒
香り立ちは微妙。あたりめのような強い魚介系の香り。キリキリしたミネラリーなニュアンス。
口に含むとまろやかで味の濃い水という印象。クリアーな味の伸びと強い旨味の主張を感じる。ミドルではどっしりとしたミネラルの絡んだスパイシーな甘味を感じる。余韻にはチカつくミネラル感。舌の上に渋味のアタックが少しある。

・2煎目:抽出時間30秒
香りは弱いシソと魚介系のニュアンス。
口に含むと強い甘味が瑞々しく感じられ、ミネラル混じりの酸味のアタックが続くチカチカした口当たり。強く染み入るような旨みを感じ、穏やかなエッジでフィニッシュ。余韻にはミネラルの絡んだチカつく甘みが残る。しばらくするとザラついたアタックが舌の上に感じられる。

・3煎目:抽出時間40秒
香りはムヒの混ざった魚介。
口に含むとクリアーな味の伸び。安定感抜群の甘い水。旨みを伴う渋味でフィニッシュ。余韻にはミネラルが絡んで甘やか。

・4煎目:抽出時間50秒
香りは薄い魚介。
味は大体3煎目と同じだが、少しシャープな酸味が入っている。旨みを伴う渋味でフィニッシュ。余韻には甘味と塩味でミネラルの甘みが残る。

・5煎目:抽出時間60秒
香りは微妙に酸っぱい。
味は変わらないまろやかな甘み。フィニッシュに酸味のエッジが少し感じられる。

・6煎目:抽出時間70秒
香りは微妙に香ばしい。
甘味はしっかりしているが、塩味が前に出てきた。瑞々しい甘みが続き、ミネラルの絡んだエッジでチカつくフィニッシュ。

・7煎目:抽出時間80秒
口に含むと瑞々しいミネラルウォーターという印象。塩味とエッジが強めになってきて、甘いがさっぱりした印象の味わい。余韻にはドライな甘みが残る。

・8煎目:抽出時間90秒
香りは微妙に酸っぱい。
口に含むと優しい甘みのミネラルウォーターという印象。甘味と酸味のバランスが良く、サラサラとした飲み心地。シャープな塩味と旨みでマイルドなフィニッシュ。

・9煎目:抽出時間100秒
口に含むと甘いミネラルウォーターという印象。酸味・塩味・甘味のバランスがよく、マイルドな味わい。さっぱりした甘酸っぱいフィニッシュ。

・10煎目:抽出時間110秒
口に含むと酸味メインの甘み。特にフィニッシュにかけてマイルドな甘味を感じる。

・11煎目:抽出時間120秒
少し甘いお湯。




ポテンシャルが高い!



聞くところによると、プーアルは熟成させてなんぼのお茶。1年どころか3年目くらいまでは新茶の扱いで、飲みごろからは程遠いものらしい……。2019年の生茶なんて1年経っているか経っていないかなのでスタートラインにすら立っていないはず……それなのに何なんだこのまろやかさは!
もちろんエッジはあります、紫ですしね。しかし、緑茶や紅茶版で感じたような棘はまるでなく、5年以上熟成させたものよりも甘やかなのは凄い!煎持ちも抜群です。
既に美味いですが、まだまだこれから成長するというのだから恐ろしい……。香りがへちょいのでそこも良くなってくれると嬉しいですね。とっても美味しいプーアルでした!
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けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
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