台湾茶ドットネット 明前碧螺春 2020春茶
価格:1900円/25g タイプ:リーフ 評価:★2

商品説明:使用品種は黄柑。2020年3月中旬製茶の明前茶。産地は台北縣三峡鎮、標高200~300m。純度が高く、繊細さと厚みが両立した味わい。そして適度なまろみが口じゅうを潤す。ここ数年でもトップレベルの素晴らしいロット。今回のお茶は、台湾の緑茶です!
台湾の緑茶は初めて飲みますが、美味しいのかな?明前碧螺春って名前は凄く魅力的ですが果たして……。
茶葉はこんな感じ。え、なんかでかくない?
香りはアミノ酸感があるものの、くりんとしてないし産毛がなくても碧螺春といっていいのか……。
抽出は2パターン。
茶葉は1g量り取り、湯量40mL、1煎ごとに1分蒸らす多煎抽出。温度は85度と70度にしました。
〇85度
・1煎目:抽出時間1分
香りはほんのりフルーティーなアミノ酸の旨さが香る。釜香も感じられる。
風味は強い海藻のような旨さ、瑞々しいグリニッシュ。
口に含むと瑞々しい旨味。甘やかで優しい口当たりだが、シャープな酸味が強く奔る。余韻にはドライな酸・渋味のエッジと弱い甘味。
・2煎目:抽出時間1分
香りは水っぽいアミノ酸の旨さと釜香。瑞々しい若葉のグリニッシュさが続く。
口に含むと水っぽい口当たり。甘味と旨味によるマイルドな第一印象だが、ピリつくほろ苦さが舌の上に、酸味と渋味のエッジが口の中に残る。シャープな甘酸っぱさと旨味でフィニッシュ。
・3煎目:抽出時間1分
香りは弱い豆のような香ばしさ。
口に含むとほんのり甘い水っぽさ。シャープなお湯。
〇70度
・1煎目:抽出時間1分
香りは弱いアミノ酸と釜香の香ばしさ。
85度の時と第一印象は同じだが、ミドル以降の酸味の尖りがなく、瑞々しくマイルドな味わい。余韻には酸味のエッジと弱い旨味。
・2煎目:抽出時間1分
香りはぼんやりフルーティー。
口に含むと水っぽい甘み。甘やかで尖りはないが味の圧が弱く、ほのかな酸味のエッジでフィニッシュ。余韻には弱い甘みが残る。
・3煎目:抽出時間1分
香りは水っぽいグリニッシュ。
口に含むと甘やかな水っぽい酸味が感じられ、ほのかな旨味のあと、シャープなエッジが残る。
・4煎目:抽出時間1分
香りはぼんやり甘い。
口に含むと甘い雰囲気のお湯。 ええ……。美味しくないのですが、これで数年に一度の当たりってマジ……?普段はインドやアフリカと同レベルかそれ以下ってことになりますけど大丈夫ですか?
香りが弱っちいのも問題ですが、味がスッカスカで驚きました。大陸どころか、日本の釜炒り茶にすら歯が立たないですね。
本当は85度を基本に温度を上げるつもりでしたが、既に微妙なので下げる気にしかなりませんでした。尖りは若干和らいだものの、美味しくないことに変わりなし。
価格は高めでかつ良い感じの期待感でこれ、と……なるほどなるほど。
キャラが地味すぎてパンチは弱いですが、地道にマイナスポイントを稼いでくるタイプですね。鈍く、しかし確かに響く優等生な地雷でした!
スポンサーサイト