香茶房京都 ダージリン2020SF フグリ茶園ムーンライト
- 2020/10/16
- 12:00
香茶房京都 ダージリン2020セカンドフラッシュ フグリ茶園ムーンライト
価格:3980円/50g タイプ:リーフ 評価:★7 サンプル提供可

商品説明:
その名の通り、深夜2時に満月の明かりの下摘まれた茶葉。苦味が少なく蜜の様に優しいマスカテルといつまでも続く余韻を楽しめる。
今回のお茶は、今年調子のいいフグリ茶園のムーンライト!ムーンライトと言いつつ、夕方に摘むこともありますし、もう何というか「とりあえずいいやつ、それっぽい香ばしさが付いたやつ」についている気がします。
日中と比べると……
日光に当たらず茶葉のアミノ酸がカテキンに変換されないのでより苦渋が出にくい。
夜間は成長しないので比較的養分をため込んだ状態である。
光合成で作られるでんぷんが少ないので、褐変しにくい(発酵度が低くなりやすい)。
日中より蒸散量が少なく、水分が多め=焦げにくい
紅茶らしいかどうかはともかく、独特の低発酵状態のお茶を作りやすいのでしょうね。深夜という闇の深い時間に、一芯二葉をできる大量の人材を確保できるインドだからこそできる荒業です。質も存在も最高にBlackなティーなので、フグリといえど価格は高めなのもやむなし!

茶葉はこんな感じ。グッドリック系は技術が高いからかホワイト寄りに行くことが多いですけど、フグリはちょい淡い程度で紅茶!という感じの見た目ですね。
茶葉は2.0g量り取り、湯量150mL、95度で5分蒸らしました。
[香り]
トップノートは甘酸っぱく華やかな枯れ感。ミドルではボタニカルさが強く、やや青いゼラニウム、透き通るようなゲッカビジン。青リンゴのようなフルーティーさ。安定した花蜜のニュアンス。ベースノートには芋、ハチミツ、ゴマのような素朴な香ばしさ。かつお節のような出汁っぽさ。ユリとスミレの花香が残る。
※詳細
・強度 トップ弱、ミドル強、ベース強
・個性 ムーンライトにしては火のニュアンスはおとなしい
・変化 一瞬凛とした花香→ボタニカルメインの瑞々しい香り→甘い花と蜜
[味]
風味はピオニー混じりのライトな枯れ感。山菜のような青みとハチミツの甘さ。
口に含むと瑞々しい液の流れと強い旨味。酸味が弱くジューシーに響いて軽快な口当たり。ほろ苦さが舌の上で主張をするため程よいアクセントになっている。穏やかな苦渋味でフィニッシュ。後味には甘みが強く残る。
※詳細
・余韻 小
・ボディー フル
・苦渋 フィニッシュにかけて感じられる。
・雑味 チカつく感覚あり。
・個性 旨味が強い。甘味が残り、とてもマイルドな印象。
完成度の高いクローナル!
やはり外さないですねフグリは!
The 安パイといったとても安定したクオリティーのお茶です。
いつものフグリらしい謎の出汁っぽい香りをベースに、ちょっと華やかで瑞々しいボタニカルさを乗っけたキャラクターですね。風味がピオニーっぽいのはムーンライト故でしょうか。
悪い点は特にないのですが、強いて言えば「とても良くない点が良くない」。
フグリは安い割に美味い、品種香を上手いこと利用している点が気に入っているのですが、この商品だと価格の上がり方にしてはスペシャル感が薄いですね。順当な価格と味というか意外性に欠ける……優等生過ぎるという印象を受けました!
価格:3980円/50g タイプ:リーフ 評価:★7 サンプル提供可

商品説明:
その名の通り、深夜2時に満月の明かりの下摘まれた茶葉。苦味が少なく蜜の様に優しいマスカテルといつまでも続く余韻を楽しめる。
今回のお茶は、今年調子のいいフグリ茶園のムーンライト!ムーンライトと言いつつ、夕方に摘むこともありますし、もう何というか「とりあえずいいやつ、それっぽい香ばしさが付いたやつ」についている気がします。
日中と比べると……
日光に当たらず茶葉のアミノ酸がカテキンに変換されないのでより苦渋が出にくい。
夜間は成長しないので比較的養分をため込んだ状態である。
光合成で作られるでんぷんが少ないので、褐変しにくい(発酵度が低くなりやすい)。
日中より蒸散量が少なく、水分が多め=焦げにくい
紅茶らしいかどうかはともかく、独特の低発酵状態のお茶を作りやすいのでしょうね。深夜という闇の深い時間に、一芯二葉をできる大量の人材を確保できるインドだからこそできる荒業です。質も存在も最高にBlackなティーなので、フグリといえど価格は高めなのもやむなし!

茶葉はこんな感じ。グッドリック系は技術が高いからかホワイト寄りに行くことが多いですけど、フグリはちょい淡い程度で紅茶!という感じの見た目ですね。
茶葉は2.0g量り取り、湯量150mL、95度で5分蒸らしました。
[香り]
トップノートは甘酸っぱく華やかな枯れ感。ミドルではボタニカルさが強く、やや青いゼラニウム、透き通るようなゲッカビジン。青リンゴのようなフルーティーさ。安定した花蜜のニュアンス。ベースノートには芋、ハチミツ、ゴマのような素朴な香ばしさ。かつお節のような出汁っぽさ。ユリとスミレの花香が残る。
※詳細
・強度 トップ弱、ミドル強、ベース強
・個性 ムーンライトにしては火のニュアンスはおとなしい
・変化 一瞬凛とした花香→ボタニカルメインの瑞々しい香り→甘い花と蜜
[味]
風味はピオニー混じりのライトな枯れ感。山菜のような青みとハチミツの甘さ。
口に含むと瑞々しい液の流れと強い旨味。酸味が弱くジューシーに響いて軽快な口当たり。ほろ苦さが舌の上で主張をするため程よいアクセントになっている。穏やかな苦渋味でフィニッシュ。後味には甘みが強く残る。
※詳細
・余韻 小
・ボディー フル
・苦渋 フィニッシュにかけて感じられる。
・雑味 チカつく感覚あり。
・個性 旨味が強い。甘味が残り、とてもマイルドな印象。
完成度の高いクローナル!
やはり外さないですねフグリは!
The 安パイといったとても安定したクオリティーのお茶です。
いつものフグリらしい謎の出汁っぽい香りをベースに、ちょっと華やかで瑞々しいボタニカルさを乗っけたキャラクターですね。風味がピオニーっぽいのはムーンライト故でしょうか。
悪い点は特にないのですが、強いて言えば「とても良くない点が良くない」。
フグリは安い割に美味い、品種香を上手いこと利用している点が気に入っているのですが、この商品だと価格の上がり方にしてはスペシャル感が薄いですね。順当な価格と味というか意外性に欠ける……優等生過ぎるという印象を受けました!
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