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小梅茶荘 頂級易昌号 2011

小梅茶荘 頂級易昌号 2011
価格:3450円/50g タイプ:餅から崩したやつ 評価:★6





小梅茶荘 頂級易昌号 2011
商品説明:
易武産に特有のふくよかで柔らかい味わい。若い茶葉で作られているためアミノ酸の主張が強くなく飲みやすい。



今回のお茶は、プーアル茶!
昌泰茶業というプーアル茶ブランドが作った商品です。易武の野生茶樹から採れた茶葉を使った人気のシリーズらしい。


小梅茶荘 頂級易昌号 20111

茶葉はこんな感じ。平ぺったくて大きい、割とカラフルな茶葉ですね。
茶葉は1.4g量り取り、湯量40mL、熱湯で多煎抽出。最初は20秒、2煎目以降は1煎ごとに10秒プラスしました。



・1煎目:抽出時間20秒
香りは出汁っぽいアミノ酸の香りとツンとくる菊の香り。強力な花香が長く続き、ハチミツのような甘さが残る。
風味は新芽のモルティー感。
口に含むと滑らかな甘みが広がり、旨味と酸味が残る。余韻は中、ボディーはミディアム。刺激的な雑味が舌の端に感じられ、透明感はない。シャープな甘酸っぱさでフィニッシュ。後味にはミネラルの甘みが残る。

・2煎目:抽出時間30秒
香りは少し水っぽいがアミノ酸のニュアンスと、土、菊の花がシャープに感じられる。
風味はペッパー混じりのスパイシーなモルティーさ。
口当たりはクリアー。余韻は中、ボディーはミディアム。サラサラとしたみずみずしい液の流れを感じ、舌で感じる味の主張は弱め。やや重たげな渋味のエッジが入ってフィニッシュ。後味は酸味と弱い雑味、ミネラルの甘み。

・3煎目:抽出時間40秒
香りは強度がダウン。シャープな雰囲気の中にアミノ酸の香ばしさが感じられる。
戻り香に強いブラックペッパー。
口当たりはクリアー。余韻は中、ボディーはミディアム。舌で感じる味はほとんどなく、酸・渋味のドライなエッジがある程度。シャープなフィニッシュ。

・4煎目:抽出時間50秒
香りは土っぽいミネラリーさ、ぼんやり香ばしい。
口当たりはまろやか。余韻は小、ボディーはややライト。甘苦さと酸味によるマイルドな味わいで、渋味が残るヘビーなフィニッシュ。

・5煎目:抽出時間60秒
香りはぼんやり香ばしい。
風味はよもぎのようなグリニッシュさとほのかなペッパー。口当たりは水っぽく軽やか。
余韻はなし、ボディーはややライト。甘苦さと酸味によるコクを感じ、ドライな渋味でフィニッシュ。

・6煎目:抽出時間70秒
香りはぼんやり香ばしい。
余韻、ボディーはゼロのお湯状態。
風味は新芽の華やかさが少しある。
滑らかな甘みが流れ、シャープな酸味と渋味が残る。





判断に困る!




何といえばいいのだろう……優等生過ぎる?器用貧乏?そんな印象のお茶ですね。

「個性があんまりないぞ」と聞いていたのでどんなものかと思えば、結構花香が強い。まあ、2煎くらいで消えてなくなりますが、老曼峨よりは明らかに個性的。風味は長く残るので良いですね。

味はちょい粗目で透明感が微妙、甘みも苦渋味も酸味もありますがどれかが突出しているわけでは無い感じ。また、余韻もボディーもそれなりに強いですね。煎持ちも4煎は美味しく飲めて悪くはないと思います。
……全てのパラメーターが普通というか、要るものも要らんものも全部ある印象。結果、飲んでいる最中は「普通に味わいが豊かで美味しいじゃん」とは思うものの、後から良い点を挙げようとしても特に思いつかない感じ。

嗜好品にはなりえないけど日常茶にしては高価……。紅茶でいえばF&Mのブレンドみたいな感じでしょうか。判断に困るお茶でした!
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けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
Youtubeもちょっとやってみようと思います。

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