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What-Cha ネパール2020FF ジュンチヤバリ茶園Royale Ruby

What-Cha ネパール2020ファーストフラッシュ ジュンチヤバリ茶園ローヤルルビー
価格:10.8ポンド/25g タイプ:リーフ 評価:★2 サンプル提供可




What-Cha ネパール2020FF ジュンチヤバリ茶園Royale Ruby
商品説明:
使用品種は中国種オンリーの実験的ロット。トップクオリティーのセカンドフラッシュダージリンを思わせる、甘い花の香りと滑らかなマスカテル風味がある。ロットナンバーはJ-98。



今回のお茶は、勉強枠!ジュンチヤバリのよく分からないロットです!
台湾・日本・中国種の合作HRR(ヒマラヤンロイヤルルビー)はありますが、このロットは中国種のみで作ったようです。HRRに見せかけた何かとしか言いようのないヘンテコロットです。




What-Cha ネパール2020FF ジュンチヤバリ茶園Royale Ruby1


茶葉はこんな感じ。とりあえずこの時点で乾燥が強すぎな気がしてならない。
茶葉は3.0g量り取り、湯量225mL、95度で5分蒸らしました。





[香り]
トップノートは弱くミネラリーな枯れ感。若干コゲのニュアンス。
ミドルノートは火の香ばしさと花蜜。ボタニカルなニュアンスと共にほんのりセイロンティーのような花香が感じられる。冷めてくるとスミレの花香。ベースノートはカラメル、マスカテルフレーバー。
※詳細
・強度 トップ弱、ミドル中、ベース弱
・個性 中途半端な中国茶みたいな印象。ほのかなマスカテルフレーバーあり。
・変化 ロースト→スイート



[味]
風味は枯葉、線香、ほのかな蜜っぽさ。ドライな印象が強く、キームンや番茶のよう。
口に含むと水っぽく軽い口当たり。塩味と旨味がさらりと流れ、じんわりとした優しい苦渋味が残る。コクはあるが飲み応えに欠ける地味な味わい。さっぱりとした渋味でフィニッシュ。
※詳細
・余韻 なし
・ボディー ライト
・苦渋 ほろ苦さとエッジとしての渋味あり
・雑味 塩味に混ざる酸味が長く残る
・個性 風味は蜜っぽく、若干和紅茶に近い。あらゆる面でペラペラ。





ひたすら中途半端!



び、微妙~……。
これを飲んで「ダージリンだぜっ!」と思うのは弱小茶園ラバーの変態だけだと思います。

第一印象は番茶。次に美味しくないキームンのように感じ、冷めてベースノートが目立ってくるとハズレのダージリンのセカンドフラッシュのようにも感じられますね。
中国種ではあると分かりますが、輪郭がぼやけていて没個性的。火香が入ってよりわけわからんことになっています。

味はペラペラかつ中途半端。苦渋の感じはセカンドフラッシュに近い……が、塩味がやたら目立つのはファーストフラッシュ的でもある。ファーストフラッシュと言いつつアーリーセカンドなのか、モンスーンフラッシュの仲間みたいな印象ですね。苦渋味はある、酸味みある、なのにキレはない!

レア度だけは高いジュンチヤバリの中国種オンリーロットでしたが、出来映えは残念。これを飲むと貴重だからというより、クオリティーがしょぼいから売らないだけな気がしますね。クローナルを使うHORなどならダージリンに勝てることも多いですが、中国種では完敗でしょうから!
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