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心樹庵 吉野 日干番茶

心樹庵 吉野 日干番茶
価格:不明 タイプ:リーフ 評価:★4




心樹庵 吉野 日干番茶
商品説明:
使用品種はやぶきた、おくみどりなど。生産者は森本正次。産地は奈良県吉野郡大淀町中増、標高約250m。蒸し製茶は2019年、焙じ時期は2020年。スッキリした味わいだが、独自の焙じで甘く滋味深い仕上がりになっている。



今回のお茶は、心ツナグで入手した番茶です!
既に紹介した熊野の番茶と天日干しをするという工程は似ていますが、殺青を蒸しで行う点と乾燥前に揉捻しないという点が異なります。




心樹庵 吉野 日干番茶1


茶葉はこんな感じ。揉捻をしていないので完全に見た目は枯葉ですね。
ポップコーンのような香ばしさと強い乾燥のニュアンスが感じられます。

抽出は2パターン。
煎茶風の多煎抽出。茶葉を2g量り取り、湯量40mL、95度。1煎目は1分、2煎目以降は30秒にしました。
心樹庵オススメの長蒸らし。茶葉を2g量り取り、湯量200mL、95度で5分蒸らしました。




〇多煎抽出
・1煎目:抽出時間1分
香りはコーヒー。強く焙煎された豆と、ハーバルなグリニッシュ。
風味はかなり独特。ガッツリとした焙煎香と薬っぽい植物感。
口当たりは瑞々しい。余韻は小、ボディーはなし。ほのかな甘み、爽やかな酸味、薄い塩味による収斂味を感じるドライな味わい。後味に弱い雑味を感じる。

・2煎目:抽出時間30秒
香りはカラメル、線香のような香ばしさ。
余韻はなし、ボディーはなし。さっぱりとした酸味を感じる。

・3煎目:抽出時間30秒
香りはほんのり甘い蜜。
味は甘酸っぱいお湯。



〇一煎出し
[香り]
トップノートはなし。
ミドルノートはこんがりとした焦げたポップコーン。力強いウッディーさと土・薬草っぽい独特のニュアンスが感じられる。
ベースノートはコゲと海藻。
※詳細
・強度 トップなし、ミドル強、ベース中
・個性 強い火香。独特のクセがある。
・変化 ロースト・ウッディー・ワイルド→シャープ・ロースト・グリニッシュ



[味]
風味はダークな香ばしさ、ドライな枯れ感。
口に含むと水っぽい口当たり。ドライな酸味が舌に絡みつくように残り、シャープな塩味を残してあっさりとしたフィニッシュ。
※詳細
・余韻 小
・ボディー なし 
・苦渋 なし
・雑味 酸のニュアンスが強い。
・個性 焙煎香と共に薬っぽい独特の風味がある。ミネラルの甘みが少しあるが、雑味と酸味が目立つ。





クセのある番茶!




これはクセのあるというか、番茶っぽいというか……好みの分かれるお茶ですね!
香りは基本が強い焙煎香ですが、少しワイルドなニュアンスが混ざっています。緑茶っぽさはほとんどありません。
味は軽くてあっさりとした印象。食事の際に飲むのに良さそうな、日常茶という印象を受けました!
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けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
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