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Curious Tea 台湾2019春 Wen Shan Qing Xin Black

Curious Tea 台湾2019春 Wen Shan Qing Xin Black
価格:3.8ポンド/10g タイプ:リーフ 評価:★2





Curious Tea 台湾2019春 Wen Shan Qing Xin Black
商品説明:
使用品種は青心烏龍。産地は台北市坪林、標高300~400m。摘採は2019年3月。フルーツや糖蜜の甘さとスパイスの香り。収斂味がなく滑らかな飲み心地と甘い余韻が感じられる。


今回のお茶は、文山包種繋がりで文山の紅茶です!
夏茶では東方美人を作っていますが、烏龍茶にすると価値の高い春の青心烏龍で紅茶を作るとは贅沢な感じですね。50g価格だと2000円くらいしますし、そこそこ値の張る商品です。


Curious Tea 台湾2019春 Wen Shan Qing Xin Black1


茶葉はこんな感じ。香りはめちゃくちゃ旨味が強く、緑茶品種の和紅茶に近いです。
抽出は2パターン。
茶葉量3.0g、湯量225mL、95度で5分蒸らしの紅茶風の淹れ方。
茶葉量2.0g、湯量40mLの多煎抽出。1煎目は20秒、以後は1煎ごとに10秒プラス。温度は95度にしました。





〇1煎出し
[香り]
トップノートはなし。
ミドルノートは酸のニュアンスが混ざった強いべっこう飴の甘さ。ドライな枯れ感が続く。冷めてくるとペッパーのようなスパイス感を感じる。
ベースノートはオレンジピールのようなシャープなニュアンスと、水っぽいアクアノート。
※詳細
・強度 トップなし、ミドル強、ベース弱
・個性 和紅茶っぽさが強い。
・変化 シャープ・スイート→ドライ・ペッパー→シャープ・アクア



[味]
風味は弱いみたらしのような甘さ、戻り香はスモーク混じりのウッディーさ。
口に含むと水っぽい口当たり。弱い塩味がさらりと流れ、塩味を伴う渋味を感じてあっさりとしたフィニッシュ。後味はドライ。
※詳細
・余韻 なし
・ボディー ミディアム
・苦渋 苦味はないがシャビシャビとした渋味があってネガティブ。
・雑味 ドライな感覚が長く残る。ネガティブではない。
・個性 風味はそこそこあるが、味がペラペラ。




〇多煎抽出
・1煎目:抽出時間20秒
香りは甘酸っぱいべっこう飴と醤油っぽさ。ラン花香が続く。
風味は強力なべっこう飴。
口当たりは瑞々しい。余韻はなし、ボディーはややフル。酸味ともに塩味がシャープに流れ、強い旨味を感じる。その後、雑味混じりの塩味と旨味の強いドライなフィニッシュ。後味は少しエグい甘み。

・2煎目:抽出時間30秒
香りは旨さたっぷりの飴。ドライな枯れ葉と土のニュアンスが続く。
口当たりは瑞々しい。余韻はなし、ボディーはミディアム。旨味の圧がダウンし、スッキリとした飲み心地の酸・塩味が流れていく。ねっとりとした旨味混じりの塩味のコクを感じてフィニッシュ。後味はドライな甘み。

・3煎目:抽出時間40秒
香りは醤油とべっこう飴。
口当たりは瑞々しい。余韻はなし、ボディーはライト。軽やかな甘酸っぱさを感じ、渋味を伴う旨味が続く。ドライなフィニッシュで、後味は少し甘い。

・4煎目:抽出時間50秒
香りは甘さ混じりの枯れ葉。
口当たりはお湯。余韻はなし、ボディーもなし。甘みに包まれたシャープな酸味を感じる。後味は旨味混じりの塩味。






ちょっと飲むならいいけども!




コイツは多煎抽出でちょっと飲んでおしまいがベストですね……。長く蒸らすと全然美味しくないです!

香りは完全に和紅茶。それもいくらでもあるやぶきた系ですね。
味において野暮ったいエグさが強くない点は良いものの、代わりにシャビシャビした味気無さではどっこいどっこいですね。

比較的うまく作られたやぶきた和紅茶の方が安くて美味しいので日本では必要性のないお茶でした!
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プロフィール

けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
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