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謎のお茶X38 

謎のお茶X38 
価格:不明 タイプ:リーフ 評価:★7





謎のお茶X38 


今回のお茶は、いただき物の謎のお茶です!
ヒントはなしですがシングルオリジンではあるらしい。また、パッケージをむしった感が凄いですが、これでバレバレらしい。ということはこの店は私も使ったとこがあるということですね。




謎のお茶X38 1



茶葉はこんな感じ。ほーう……これはしっかりと火入れした感じですね。ナッツの香ばしい香りがします。
茶葉は3.0g量り取り、湯量225mL、95度で5分蒸らしました。





[香り]
トップノート非常に安定感のあるナッツの香ばしさ。
ミドルノートは旨さを帯びた火香。若干こんがりとしたてりやきのようなニュアンスがある。冷めてくるとグリーンフルーツのニュアンスとスズランのような清涼感が強まる。
ベースノートは水っぽさと、ほのかな蜜っぽさ。
※詳細
・強度 トップ中、ミドル強、ベース中
・個性 ネガティブ要素のないしっかりとした香り。マスカテルフレーバーが微妙にある。
・変化 ナッティー→ロースト・カラメル→フレッシュ・アクア・マスカテル



[味]
風味はどっしりとした焙煎感と甘いナッツ。
口に含むと麦茶を思わせる瑞々しい味わい。甘味ベースのマイルドな酸・塩味の流れを感じ、渋味が合流して凝縮感を感じるジューシーなミドルテイスト。塩味と渋味による重たげなフィニッシュ。後味はドライな甘み。
※詳細
・余韻 なし
・ボディー フル
・苦渋 ドライな渋味がさっぱりと感じられポジティブ。
・雑味 ざらりとした雑味はあるが、甘やかな塩味で覆われてあまり気にならずネガティブではない。
・個性 深みはないが厚みとキレのあるしっかりとしたダージリンという印象。





堂々とした香り!




強力な乾燥からくるナッツのような香ばしさと、インド系の爽やかな香り。そして何より微妙ですが感じられるマスカテルフレーバー。これは中国種ダージリンのセカンドフラッシュですね!

香りにネガティブ要素はなく、とても美味く作られていると感じます。
味わいは余韻はしょぼいもののボディーは強力!あからさまなアタックがないので飲み心地も良い上出来で美味しい紅茶です!マスカテルフレーバーがもっと香るか、余韻がもっと強いと★8は確定と良い感じです。



さて、どの茶園か当ててみろということですが……。


とりあえず今のジェイシェリーのチャイナでこんなに上手く作れるとは思えないので奴らは除外。というより火香にかかり方が違う気がします。
出来の良さで考えるとギダパハールが最有力ですが、それにしては火が強い。同じく火香が強いとなるとジュンパナやグームテイーやシーヨックも候補に挙がりますが、構成がフルーティーさ重視ではなくどう見てもナッティーさ重視なのでちょい外れますね。


となると、グッドリック系ですかね。中でもフルーティーさ重視のタルボは外れるので残りは2択。雰囲気が完全に正統派チャイナなことを考慮すると……キャッスルトン茶園でしょうか。


余韻が弱いとはいえセレクトとはレベルの違う、キャッスルトンでボディーがしっかりしたそこそこ上出来な茶葉を仕入れられるところ……。そしてこの包装を採用している店。


あ……これでしょうか!
Cha Tea紅茶教室のダージリン・セカンドフラッシュ キャッスルトン茶園 DJ150
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コメント

今回も謎茶、ばれちゃいましたか、、、。
そして、気にいっていただけて何よりです。

ナッティーなんだけど、どこか青い部分もあり十分個性的だと思ったので、今回謎茶にしました。
しかも、40g1000円!!!そこらの店の50g2500円クラスより下手したらうまいんじゃね?と。
こういう低価格帯にキラリと光る茶葉、これからも発掘していきたいです。

>オレンジさん

こんばんは、コメントありがとうございます!

正直半信半疑でしたけどね!価格見て不安になりました!
安さとクオリティーの良さを妥協なく追及した見事な商品でした。
こういうのはハイコストハイパフォーマンスの納得感とは異なる、嬉しさ・楽しさがあるので止められませんね。
しかし、こういうのがキャッスルトンにあるとは……予想外ですね!

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プロフィール

けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
Youtubeもちょっとやってみようと思います。

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