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心樹庵 薩摩 あさのか 2020

心樹庵 薩摩 あさのか 2020
価格:864円/40g  タイプ:リーフ 評価:★6





心樹庵 薩摩 あさのか 2020
商品説明:
使用原料は樹齢11年のあさのか。生産者は竹ノ内修樹。産地は鹿児島県薩摩郡さつま町船木、標高50~100m。蒸しは普通。2020年4月17日製茶。今年は2年ぶりの入荷。竹ノ内さんご自身も手ごたえを感じている仕上がり。品種特有の旨味と、煎茶とは思えないような芳醇な香りを放っている。



今回のお茶は、心ツナグで入手した鹿児島県のお茶ですね。
あさのか、ちょっと珍しい緑茶用品種ながら中国の血を引くやつですね。どうやらやたら個性が強いので飲むひとを選ぶお茶らしいですが、せっかく品種茶を飲むのだから我が強すぎるくらいがちょうどいいってものです!


心樹庵 薩摩 あさのか 20201


茶葉はこんな感じ。微妙に中国緑茶っぽい旨さが感じられる……つまり煎茶のクセに釜炒り茶みたいな雰囲気ですね。確かにこれはちょっと変わり種かもしれません。
茶葉を2g量り取り、湯量40mL、80度。1煎目は1分、2煎目以降は30秒にしました。



・1煎目:抽出時間1分
灯油ストーブを思わせる香ばしさと、碧螺春のような旨味のある蒼さ。
蒸しによる香ばしさと海藻のような旨さの合わさった芳醇な風味。口当たりはさっぱり。余韻はなし、ボディーはややミディアム。シャープな酸味を伴う旨味による凝縮感がある。その後、塩味と旨味がじわじわと広がりキレのあるエッジでフィニッシュ。後味にはドライな甘みと旨味が残る。

・2煎目:抽出時間30秒
香りはゼラニウムのような華やかなグリニッシュ。
口当たりはさっぱり。余韻はなし、ボディーはややライト。弱い甘味をベースにした酸味と旨味がシャープに感じられる。旨味に塩味が続き、コクのあるフィニッシュ。後味には甘やかな旨味が残る。

・3煎目:抽出時間30秒
香りは香ばしい蒸し感。
口当たりはスッキリ。余韻はなし、ボディーはライト。柔らかな甘味とシャープな酸味による爽快な飲み心地。苦渋を伴う旨味によるコクのあるフィニッシュ。後味はドライな甘み。

・4煎目:抽出時間30秒
香りはぼんやり甘酸っぱい。
余韻はなし、ボディーもなし。口当たりは柔らかく、前半の甘みと後半のキレのある酸味の緩急のある味わい。後味にはドライな塩味が残る。





こいつ……変わってるな!





うーん!これは人を選ぶというかなんというか。緑茶が好きな方が飲んで美味いと感じるかどうかよく分からないお茶ですね!

1煎目はかなり中国緑茶っぽいですが、2煎目になるとガラリと顔を変えてダージリンの中国種ファーストフラッシュみたいな雰囲気を漂わせてきます。しかも、香りだけでなく、キレ味までそれっぽいという……。
旨味はあるものの、日本茶離れしたキャラクターですね。

普通の日本茶じゃないものも飲んでみたいという方にはハマるかもしれません!
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けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
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