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丸久小山園 雲鶴

丸久小山園 雲鶴
価格:1674円/20g タイプ:抹茶 評価:★8





丸久小山園 雲鶴
商品説明:
柔らかな口当たりと甘い香りがほどよく、コクを感じさせる代表的な上級抹茶。


今日、3月3日は桃の節句ですね!
残念ながら私の家族は男ばかりゆえ、5月5日には鯉のぼりを飾ったり柏餅を食べたりしたものですが、ひな祭りは縁遠いものでした。しかし、今年は違いますよ!


抹茶を飲みだしてブログでも少し取り上げてはいるものの……どういうタイミングで新しいものを飲むべきなのかどうにもピンと来ていませんでした。五十鈴~大福茶は、初めてのチャレンジ&年末年始に飲むことを目標にしていたので問題はありませんでしたが、次はいつにしよう?抹茶というのは大規模な工場でないと生産できないため、ロットがどうこうという類の飲み物ではない。そうなると闇雲に飲んでもしょうがないですし……。
そんな時、たまたま思いつきました。


「和菓子を食べるタイミングで新しいお茶を飲むのはどうだろう!」


私は普段お菓子というものを食べません。甘いものは好きですが、一つに集中したい派なのでお茶orお菓子という食べ方をします。毎日毎日お茶ばっかり飲んでいるので必然的にお菓子の優先度が下がるわけですね。私にとってお菓子を食べるということは特別な機会!ならそこに特別感のある抹茶をぶつけてやろうとそう思いました。一応、抹茶は和菓子の後に飲むのが本来の形ですしね。抹茶のパッケージと共にお菓子を並べておけば見栄えも良くなるでしょう。


今回のお茶は、抹茶!丸久小山園の上位グレードの一つ雲鶴です。
そしてゲストはひな祭りに食べられる上生菓子、引千切(ひちぎり)!見た目が真珠を作る貝であるアコヤガイに似ているのであこや餅ともいうらしい。その名の通り引きちぎったような形のこなしの上にきんとんが乗っかっているものです。由来や形は違えど、色からして菱餅とやっていることは同じですね。

丸久小山園 雲鶴1
丸久小山園 雲鶴2


茶葉はこんな感じ。鮮やかな黄緑色です。香りは若々しいグリニッシュ。

抽出は薄茶2パターン。
茶葉は1.5g量り取り、湯量60mL。余熱は無し、温度は70度、80度に設定。慣らしは10秒、立てるのに40秒、肌理の整えに10秒使いました。

及び、濃茶は1パターン。
茶葉は2.0g量り取り、湯量30mL。余熱はあり、温度は70度。初めに半分お湯を入れて慣らしは20秒、強く練って20秒、その後残りの半分を加えて10秒ほど練りました。



〇薄茶
丸久小山園 雲鶴3
・実質温度60度
香りは甘くフレッシュな若葉。
口に含むとさっぱりとした口当たり。酸味、塩味、旨味のバランスの取れたコクを感じ、仄かな苦味と共にじんわりとした旨味が続く。塩味を感じつつ、爽やかで軽快な酸味でフィニッシュ。後味は甘やかな塩味。

・実質温度70度
香りは香ばしいグリニッシュ。
口に含むと弱い酸味をベースに塩味と旨味の重なる爽やかながらコクのある味わい。心地のいい酸味と苦味を伴う旨味を感じる。その後、ミネラルの甘みが続き甘やかなフィニッシュ。後味も甘い。




〇濃茶
丸久小山園 雲鶴4
・70度
香りは甘く濃いグリニッシュ。冷めるにつれてお菓子のような甘さへと変わっていく。
口当たりはトロトロ、こってり。弱い酸味と苦味の刺激の後、強い旨味が甘味と塩味と共に広がるコクのある味わい。マイルドな甘みが長く感じられ、酸・塩味のさっぱりとした
フィニッシュ。後味には強いミネラルの甘みが残る。




滋味深い抹茶!



うーん!これは美味しい!
又玄とは格が違いますね。あれはあれで美味しい抹茶なのですが、雲鶴は滋味がハッキリとしています。単に美味しいだけでなく、明確に良い原料を使っているなというのが分かる上質な抹茶です。
また、期間限定の大福茶金印と比べてもこちらの方が上。薄茶ではほとんどアタックのないマイルドさが良かったのですが、滋味はそこそこレベル。濃茶にすると酸の刺激がきついので化けの皮が剥がれますね。あくまでも上手く調整された商品という印象です。

日常的に抹茶を飲むならコストパフォーマンスの良い又玄で満足できますが、味を楽しむなら雲鶴だなと感じました!
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けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
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