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吉田茶園 Yabukita Black tea 1st flush 2020

吉田茶園 Yabukita Black tea 1st flush 2020
価格:864円/20g タイプ:リーフ 評価:★6





吉田茶園 Yabukita Black tea 1st flush 2020
商品説明:
使用品種はやぶきた。春の若草を思わせる、甘くフラワリーな香味と柑橘を思わせる爽やかな余韻、冷めてからの味わい深さも楽しめる。


今回のお茶は、吉田茶園のやぶきた!
2019年ロットはプレミアムティコンテストで受賞もしており、実際なかなか美味しいお茶でしたが2020年はどうでしょうか?



吉田茶園 Yabukita Black tea 1st flush 20201

茶葉はこんな感じ。香りは少しフルーティー。
茶葉は3.0g量り取り、湯量225mL、95度で5分蒸らしました。




[香り]
トップノートはシロップ漬けのみかんやカリンのような甘さ、爽やかな若葉のニュアンスと糖蜜の香ばしさ。
ミドルノートはニッキや熱した砂糖のような甘さと、ハーバルな清涼感。旨さを感じる海藻のような枯れ感が弱く香る。
ベースノートは香木、よもぎのようなハーブ+グリニッシュ。
※詳細
・強度 トップ中、ミドル中、ベース中
・個性 全体的に爽やか。甘過ぎず青すぎず丁度いいバランス。
・変化 スイート・シトラス・グリニッシュ→スイート・ハーバル・ロースト→オリエンタル・ボタニカル



[味]
風味はサトウキビ+柑橘系のニュアンス。
口に含むと柔らかく瑞々しい口当たり。酸・塩味が弾けるように感じられる軽快なトップ。ミドルテイストは塩味メインで、酸味と甘味が重なりマイルドなコク。その後、酸・渋味の弱いエッジと塩味による鈍くドライなフィニッシュ。後味にもドライな感覚は残り、またミネラルの甘みも感じられる。
※詳細
・余韻 中
・ボディー ライト 
・苦渋 渋みが少しあるが、ほとんど酸味と同化していて気にならない。ネガティブではない。
・雑味 酸が塩味に絡んで弱くドライな感覚。ネガティブではない。
・個性 緑茶用品種のほどよい甘さと、フレッシュなファーストのニュアンスがマッチしている。




美味しいが、もう一声欲しい!



やぶきたではありますが、柑橘感やハーブ感があってバランスのとれた和紅茶です。
スペシャルな印象はないのにこの個性というのはなかなか他の生産者では見られないので流石だなと感じる一品。


少しだけ冷凍庫の中に残しておいた去年のロットと比べると……

・2019 余韻大、ボディーミディアム。やや発酵度が高めでマイルド。渋みがキレとしてポジティブに感じられる。香りは少し野暮ったい。
・2020 余韻中、ボディーライト。渋みを受け止めるだけのボディーや発酵の甘みが足りず、ドライに感じられる。香りは洗練されている。


という感じ。2020年の方が香りがスマートなのは間違いないものの、単純な味だと2019年産の方が質・バランス共にやや上ですね。私としては飲んで美味しいと思うのは2019年産(評価7)ですが、香り作りが進化している2020年産もこれはこれでアリだと感じます。評価は6.5という感じでした!
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Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
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