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心樹庵 両河内 せいめい 2020

心樹庵 両河内 せいめい 2020
価格:810円/40g タイプ:リーフ 評価:★7





心樹庵 両河内 せいめい 2020
商品説明:
使用原料は樹齢約5年のせいめい。生産者は片平豊。産地は静岡県静岡市清水区布沢地区、標高350~380m。2020年5月5日製茶の浅蒸し。幼木ならではの葉力の強さがある。葉の緑色も鮮やかで旨味の多い品種だが、両河内の土地の特性と片平家の栽培管理と製茶技術により、旨味がもたつかずキレのある香味に仕上がっている。


今回のお茶は、心ツナグで入手した豊好園のせいめい煎茶!このロットは次郎さんのお父様・豊さんが作られたようですね。
せいめいは2019年からようやくリリースの始まったHOTな品種!単純な話題性だと、2月に品種登録されたさやまあかりに負けますけど……飲めない品種よりも飲める品種の方が重要です!


心樹庵 両河内 せいめい 20201

茶葉はこんな感じ。香りはほんのり甘いグリニッシュ。
茶葉は2.0g量り取り、湯量40mL、温度80度で多煎抽出。1煎目は1分、2煎目以降は30秒にしました。



・1煎目:抽出時間1分
香りはぼんやりと弱いアミノ酸系の香ばしさ、主張の弱いグリニッシュ。
余韻はなし、ボディーはライト。口に含むとまろやかな口当たり。ほのかな苦味をベースに強い甘味と旨味が塩味ともに感じられる弾けるようなイキイキとしたトップテイスト。ミドルでは穀物のような甘みが強く感じら
れ、酸の雑味が軋むように残る。その後、旨味がメインのリコリスのような甘やかなフィニッシュ。後味にも強く残る。

・2煎目:抽出時間30秒
香りはぼんやりとした芝のようなグリニッシュ、弱い蒸し感。
余韻はなし、ボディーもなし。口当たりは瑞々しい。強い甘味がメインに感じられ、酸味とほろ苦さが弱く混ざったバランスの良い煎茶という印象。ミドルでは弱くなった旨味と酸味によるややシャープな味わい。フィニッシュではほろ苦さが前に出て、旨苦さが残る。後味にはリコリスのような甘みが残る。

・3煎目:抽出時間30秒 
香りはぼんやりグリニッシュ。
口当たりは水っぽい。弱い塩味と旨味による朧げなコクを感じる。旨味混じりの塩味でフィニッシュ、後味は甘やか。

・4煎目:抽出時間30秒
香りはぼんやり香ばしい。
3煎目とあまり変わらない主張の強さ。後味は薄れているが、そこそこ甘やか。





圧倒的な我の強さ!




香り立ちは悪く、個性も希薄なのであまり個性派ではありませんが……。
う、旨味が強い……!被覆せず、黄金みどりみたいな特殊品種でもなくこの強度は驚きですね!

軽い飲み心地ながら、主張のハッキリとした旨味が強烈に後味に残ります。構成としては豊好園の後味の傾向と変わらないですが、インパクトの大きさに差があります。苦味がとにかく目立たず、旨味が際立っているので高級感のある味わいですね。
多少の雑味を甘やかな旨味で塗りつぶすごり押しタイプ。とはいえ、クセがなくて飲みやすいのはgood!
舌への主張がとにかく強力な濃い味わいなので、多くの方に受け入れられるのではないかと感じました!
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Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
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