ロチャンティー・ジャパン ダージリン2021ファーストフラッシュ グームティー茶園スプリングダイヤモンドチャイナ
価格:2500円/20g タイプ:リーフ 評価:★5
商品説明:台湾の高山茶にみられる、爽やかで清らかな風味の中に、セカンドのマスカテル香を予感させる甘さ。ニューリリース3つの中では一番ボディーが強い。今回のお茶は、2021年ファーストフラッシュの2つ目!こちらはグームティーの中国種になります!昨日紹介したクローナルが随分個性的でしたが、こちらはどうでしょうか?
茶葉はこんな感じ。Oh……チャイナ、お前もか!ほぼ見た目が同じ黒っぽさです!香りは天つゆを思わせる旨さと香ばしさ。
茶葉は3.0g量り取り、湯量225mL、95度で5分蒸らしました。[香り]
トップノートは弱くシャープな完熟レモンのような柑橘感。また、蜜香系の台湾ウーロン茶のような甘さと火香が感じられる。
ミドルノートはドライな枯れ感と共にカラメルの甘さを感じられる香ばしいキャラクター。冷めてくるとスッキリとした新鮮なキャベツを思わせるグリニッシュさが鼻を抜けていく。
ベースノートは黒糖のような甘さ、弱くクリスピーな火香。
※詳細
・強度 トップ中、ミドル中、ベース中
・個性 トップに台湾の蜜系の香ばしさがある。後はレモンとハチミツ。
・変化 スイート・シトラス・シャープ→ドライ・スイート・グリニッシュさ→スイート・クリスピー・ダーク
[味]
風味はダークな枯れ感を伴うグリニッシュさ。
口に含むと瑞々しいが暗めの甘みの広がり。穏やかな旨味と塩味による甘さの中に、ほろ苦さが混ざったマイルドビターなトップテイスト。ミドルでは、酸味と雑味によるアタックと、苦渋+甘味によるパワフルなコクを感じる。その後、ドライで荒めのエッジを感じつつ塩味によるフィニッシュ。後味にはドライな甘じょっぱさが残る。
※詳細
・余韻 小
・ボディー ミディアム
・苦渋 ビターな苦味とドライな渋味あり。ネガティブではない。
・雑味 だいぶ荒い、ネガティブ。
・個性 ダークレモンの香味。味わいがやや弱い。レイトかな?クローナル同様、だいぶ発酵度が高いですね……。アーリーファーストフラッシュではなく、もはやアーリーセカンドなのでは?と感じるレベルです!
香りはトップに特徴的なカラッと甘い蜜系の台湾ウーロン茶のニュアンス。その後は安定感のある高発酵のハチミツ、熟したレモンをさりげなく覆うグリニッシュという感じ。フレッシュさとは逆の円熟感を帯びた異色のファーストフラッシュです!
味はチャイナというだけあってクローナルよりも更にパワフル!甘みよりも苦渋が目立つだけでなく、塩味が雑味と合わさり尖っていて塩辛い印象を受けます。
個性派ではあるものの、ちょっと尖りすぎかな?と感じるロットでした!
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