心樹庵 八女 天然 白葉茶 『白星』
- 2021/05/26
- 19:00
心樹庵 八女 天然 白葉茶 『白星』
価格:810円/20g タイプ:リーフ 評価:★9

商品説明:
使用原料は樹齢6年の白葉種。生産者は高木暁史。産地は福岡県八女市星野村、標高230m。2020年5月11日製茶のやや深蒸し煎茶。2020年に初めて製品化した。
今回のお茶は、白茶と思い込んでいて今まで飲まなかった高木さんの煎茶ですね。
使用しているのはやぶきたの突然変異で、葉緑素が少なく白っぽいチャノキ。ノリは諸子沢の黄金みどりみたいな感じでしょうか。

茶葉はこんな感じ。白くない……黄色いじゃないか!
凄くビビッドな絵の具みたいな色合いですね。香りは清々しい若葉。
茶葉は2g量り取り、湯量40mL、80度で多煎抽出。1煎目は1分、2煎目以降は30秒蒸らしました。
・1煎目:抽出時間1分
香りは濃密な、少し納豆に近い強力なアミノ酸系の旨み。
口当たりはどろりとしている。余韻は中、ボディーはミディアム。口に含むと、強烈な旨味が舌の上で主張する濃厚なトップテイスト。ミドルでは塩味と酸味が合流し、ジューシーなコクを感じられる。その後もビリビリとくるパワフルな旨味は続き、ミネラルが重なって甘やかなフィニッシュ。後味にも長く残る。
・2煎目:抽出時間30秒
香りは弱いナッツの香ばしさと、旨味のある蒸し感。
口当たりはまろやか。余韻は小、ボディーはライト。トップテイストは、旨味の我の強さが弱まり、酸味・ほろ苦さ・甘味とともにバランスの取れたコクを感じる。ミドルでは酸・塩味のシャープネス。その後、塩気の強い甘みが広がりフィニッシュ。後味には塩味が残る。
・3煎目:抽出時間30秒
香りは穏やかな蒸し感と若葉のグリニッシュ。
口当たりは滑らか。余韻は小、ボディーはなし。まったりとした塩味と甘味が広がる優しいトップテイスト。ミドルでは酸味とほろ苦さによるマイルドビターなコクが感じられ、その後塩味を感じてフィニッシュ。後味には旨味が薄く広がる。
・4煎目:抽出時間30秒
香りはほのかな蒸し感。
口当たりは瑞々しく柔らか。余韻は極小、ボディーはなし。甘味、酸味、塩味による穏やかな味わいが続く。弱い凝縮感でフィニッシュ。後味はドライな塩味と甘み。
・5煎目:抽出時間30秒
香りは鈍く瑞々しい。
口当たりは瑞々しい。余韻もなし。
クリアな甘みが感じられ、さっぱりとした酸・塩味でフィニッシュ。後味はほのかな塩味。
・6煎目:抽出時間30秒
香りはなし。
マイルドで甘いお湯。
うめぇ!
見た目も凄いですが、中身も凄い!
酸味とほろ苦さの感じ方はやぶきたそっくりです。しかし、被覆したレベルに旨味の濃度が高いのに、エグさは極端に弱いですね。雑味はなく、濃厚なキレが楽しめます。
1煎目こそ旨味が強烈でインパクト大ですが、以降は極めてバランスの取れた完成度の高い煎茶という印象。このクオリティーで50g1620円というのは破格だと感じます。もっと早く飲んでいたら、リピートしても良いと感じるレベルに見事!

ちなみに6煎目の後はこうなります。
水色はダージリンのファーストフラッシュのように明るいレモンイエローですが、煎を重ねるとドンドン色が薄まり、茶葉の色も抜けていきます。これは確かに白い。
味良し、煎持ち良し、見た目は面白く、価格は安い。コストパフォーマンスが非常に優れた素晴らしいお茶でした!
価格:810円/20g タイプ:リーフ 評価:★9

商品説明:
使用原料は樹齢6年の白葉種。生産者は高木暁史。産地は福岡県八女市星野村、標高230m。2020年5月11日製茶のやや深蒸し煎茶。2020年に初めて製品化した。
今回のお茶は、白茶と思い込んでいて今まで飲まなかった高木さんの煎茶ですね。
使用しているのはやぶきたの突然変異で、葉緑素が少なく白っぽいチャノキ。ノリは諸子沢の黄金みどりみたいな感じでしょうか。

茶葉はこんな感じ。白くない……黄色いじゃないか!
凄くビビッドな絵の具みたいな色合いですね。香りは清々しい若葉。
茶葉は2g量り取り、湯量40mL、80度で多煎抽出。1煎目は1分、2煎目以降は30秒蒸らしました。
・1煎目:抽出時間1分
香りは濃密な、少し納豆に近い強力なアミノ酸系の旨み。
口当たりはどろりとしている。余韻は中、ボディーはミディアム。口に含むと、強烈な旨味が舌の上で主張する濃厚なトップテイスト。ミドルでは塩味と酸味が合流し、ジューシーなコクを感じられる。その後もビリビリとくるパワフルな旨味は続き、ミネラルが重なって甘やかなフィニッシュ。後味にも長く残る。
・2煎目:抽出時間30秒
香りは弱いナッツの香ばしさと、旨味のある蒸し感。
口当たりはまろやか。余韻は小、ボディーはライト。トップテイストは、旨味の我の強さが弱まり、酸味・ほろ苦さ・甘味とともにバランスの取れたコクを感じる。ミドルでは酸・塩味のシャープネス。その後、塩気の強い甘みが広がりフィニッシュ。後味には塩味が残る。
・3煎目:抽出時間30秒
香りは穏やかな蒸し感と若葉のグリニッシュ。
口当たりは滑らか。余韻は小、ボディーはなし。まったりとした塩味と甘味が広がる優しいトップテイスト。ミドルでは酸味とほろ苦さによるマイルドビターなコクが感じられ、その後塩味を感じてフィニッシュ。後味には旨味が薄く広がる。
・4煎目:抽出時間30秒
香りはほのかな蒸し感。
口当たりは瑞々しく柔らか。余韻は極小、ボディーはなし。甘味、酸味、塩味による穏やかな味わいが続く。弱い凝縮感でフィニッシュ。後味はドライな塩味と甘み。
・5煎目:抽出時間30秒
香りは鈍く瑞々しい。
口当たりは瑞々しい。余韻もなし。
クリアな甘みが感じられ、さっぱりとした酸・塩味でフィニッシュ。後味はほのかな塩味。
・6煎目:抽出時間30秒
香りはなし。
マイルドで甘いお湯。
うめぇ!
見た目も凄いですが、中身も凄い!
酸味とほろ苦さの感じ方はやぶきたそっくりです。しかし、被覆したレベルに旨味の濃度が高いのに、エグさは極端に弱いですね。雑味はなく、濃厚なキレが楽しめます。
1煎目こそ旨味が強烈でインパクト大ですが、以降は極めてバランスの取れた完成度の高い煎茶という印象。このクオリティーで50g1620円というのは破格だと感じます。もっと早く飲んでいたら、リピートしても良いと感じるレベルに見事!

ちなみに6煎目の後はこうなります。
水色はダージリンのファーストフラッシュのように明るいレモンイエローですが、煎を重ねるとドンドン色が薄まり、茶葉の色も抜けていきます。これは確かに白い。
味良し、煎持ち良し、見た目は面白く、価格は安い。コストパフォーマンスが非常に優れた素晴らしいお茶でした!
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