fc2ブログ

記事一覧

Curious Tea Vintage 2011 Aged Oolong

Curious Tea Vintage 2011 Aged Oolong
価格:9ポンド/50g タイプ:リーフ 評価:★5





Curious Tea Vintage 2011 Aged Oolong
商品説明:
使用原料は台湾南投県複数の生産者による複数品種。製茶は2011年。巧く焙煎されたスムーズな飲み心地のお茶。焙煎香の中にフルーティーな香りがあり、穏やかな余韻を感じる。


今回のお茶は、10年ものの陳年老茶ですね。
産地と年度しか分かっていないあたり大雑把ですが、昔のお茶ですし仕方ないのか?



Curious Tea Vintage 2011 Aged Oolong1


茶葉はこんな感じ。香りは漢方系の華やかな陳年香と黒糖のような甘さ。ふむ、香りは完全に陳年香が出ているので、不透明なことに変わりはないものの、偽物ということはなさそうです。
茶葉は2.0g量り取り、湯量40mLで温度は95度。最初50秒、二煎目はマイナス5秒、その後一煎ごとに10秒ずつ増やし、多煎抽出で淹れました。




・1煎目:抽出時間 50秒
香りはミドルで香るこんがりとした焙煎香。コーヒーを思わせる、少しだけ砂糖や穀物の焦げたようなダークな芳しさ。
ベースノートには陳年の漢方やハッカっぽい香りが感じられる。
風味は強い陳年感。
口当たりは滑らか。余韻もボディーもなし。塩味と酸味によるややシャープなトップテイストだが、陳年の影響で尖りが甘く均されていてこってりとした印象を受ける。鈍く甘いコクを感じるミドルテイスト。しかしその後、ドライな渋味が入り、掠れたようなフィニッシュ。後味にはドライな塩味が残る。

・2煎目:抽出時間45秒
香りはこんがりとした火香。圧がダウンし、炭火の旨さが感じられる華やかなほうじ茶という印象。
風味はかなりスモーキー。戻り香は陳年の薬っぽさ。
口当たりは滑らか。
味の主張は弱いが、ぼんやりとした塩味・甘味・酸味による存在感は感じるこってりとした飲み心地。ドライな塩味と旨味混じりの雑味でフィニッシュ。

・3煎目:抽出時間55秒
香りはこんがりとしたカラメル。ハーブ系のハチミツ。
口当たりは水っぽい。
風味は陳年香混じりの焙煎感。
味の圧はさらにダウンし、水に酸味とほのかな甘苦さが混ざった印象。塩味と雑味を感じつつあっさりとしたフィニッシュ。





香りは見事!




香りや風味は蔵茶によく似た印象ですね。
オールド感が強いものの、酸化臭や揮発して何もなくなるというネガティブ方向への劣化はなし。綺麗に熟成したと感じられます。価格が価格なので仕方ありませんが、質の弱さがネック。余韻も主張も微妙で薄っぺらいのが惜しい……。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
Youtubeもちょっとやってみようと思います。

ブログの更新は毎日昼の12時。
何かありましたらコメント欄か右のメールフォームからお気軽にお問い合わせください。
リンクフリーです。

検索フォーム

ブログ村

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: