天香茶行 黄山毛峰
価格:800円/25g タイプ:リーフ 評価:★4
商品説明:2020年4月9日摘採。早春の味と香りが楽しめる。今回のお茶は、いただき物の中国緑茶です。
黄山というとキームンなイメージしかないですが、この緑茶も銘茶として知られています。
私は初めて飲みます。そして、この天香茶行という店もお初。未知のお茶ですね。
茶葉は香りは旨みのあるドライな枯れ感。
茶葉は1g量り取り、湯量40mL、85度で多煎抽出。1分ずつ蒸らしました。
・1煎目:抽出時間1分
香りは非常にドライな枯感。砂のようなざらつくミネラリーな香りの後、僅かに旨みのある釜香と、生っぽく饐えたバナナに近いツンと鼻に来るアタック。
口当たりは水っぽい。余韻は小、ボディーはライト。酸味とともに旨味を感じるトップテイスト。ミドルではややざらつく雑味を感じつつ、塩味が残る。その後、薄く旨味の広がりを感じてフィニッシュ。後味にはシャープな塩味が残る。
・2煎目:抽出時間1分
香りは生っぽくシャープなバナナ。
口当たりはクリアー。余韻はなし、ボディーもなし。ほんのりと甘味と酸味のあるお湯と印象。雑味の主張はなく、鈍い旨味と塩味が入ってフィニッシュ。後味は少し甘い。
・3煎目:抽出時間1分
香りは微妙に青い。
味の主張はなし。滑らかな飲み心地のお湯。掠れるような酸味でフィニッシュ。
・4煎目:抽出時間1分
香りはぼんやり香ばしい。
少し甘い雰囲気のおゆ。 キレがある!
茶葉の時点でそうでしたが、香りが結構尖った雰囲気です。
試しに80度に下げて淹れてみると、香りはダウンして少しツンとくるバナナのような香りだけになってとっつきやすくなります。
味はそこそこ良い感じ。主張はまずまずですが、雑味は弱めで煎持ちも悪くないです。
初めて飲んだ印象としては、キレのある香ばしさ強めの緑茶。同じ香ばしさでも、The 釜炒り茶という感じの龍井とは異なり、どちらかというとダージリンのファーストフラッシュに近い印象を受けました。紅茶産地だからなのか?たまたまこのロットがそうなのかは謎ですが、火香が目立つのは個性的で面白かったです!
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