Camellia Sinensis 台湾2018 Dong Ding Compètition mention spèciale #5
- 2021/07/03
- 19:00
Camellia Sinensis 台湾2018 Dong Ding Compètition mention spèciale #5
価格:32.18ドル/10g タイプ:リーフ 評価:★8
商品説明:
鹿谷の品評会で6000ロット中5位入賞茶。標高900mの茶園産の凍頂烏龍茶。甘くフルボディーの味わい。やや甘酸っぱく、パイナップルや砂糖漬けのフルーツ、オートミールクッキーのような香ばしさ。
今回のお茶は、凍頂ウーロンの入賞茶です。
良いロットでも他の高山茶と違って高価では売りにくいので、大会を開いて入賞茶の箔をつけて売るというのが凍頂のやり方。そうして売られているのがどんなもんか試してみたくて購入してみました。
故にコスパは劣悪ですね……これだけ出せるなら梨山だろうが大禹領だろうが選び放題なので、いくら美味かろうと凍頂にこの金額を出すのはこれっきりだと思います。
茶葉はこんな感じ。わーい、しっかりと火が入ってますね。香りはウッディーで華やかな炭火のニュアンス。茶葉は2.0g量り取り、湯量40mLで温度は95度。最初50秒、二煎目はマイナス5秒、その後一煎ごとに10秒ずつ増やし、多煎抽出で淹れました。
・1煎目:抽出時間50秒
香りはウッディーな焙煎香。旨みのある香ばしさが続く。
風味は漢方系の少し陳年のニュアンスを帯びた枯感。
口当たりはとろりとしている。余韻は小、ボディーはフル。濃厚な甘味と塩味が広がるトップテイスト。ミドルでは酸味と旨味によるどっしりとしたコクが感じられる。その後も塩味と絡んで旨味は感じられ、甘くマイルドなフィニッシュ。後味にはミネラル感が残る。微妙な酸のキレはあるが雑味はなし。
・2煎目:抽出時間45秒
香りは少し炭っぽい、甘く香ばしい火香。芳しい旨みが続く。
風味は華やかでウッディーな焙煎香。
口当たりはまろやか。余韻は極小、ボディーはフル。やや薄まったが、甘みの広がりを感じられるトップ。ミドルでは酸味と旨味が溶け合って、マイルドな旨みを形成しているコクのある味わい。その後、酸・塩味がジューシーに流れてフィニッシュ。後味にはミネラルの甘みが旨味と共に残る。
・3煎目:抽出時間55秒
香りは甘く芳しい火香。
口当たりはマイルド。余韻はなし、ボディーはミディアム。
更に薄まり、僅かに甘いトップテイスト。ミドルでは塩味が合流し、少し甘みが増した鈍くマイルドなコクを感じる。その後、無刺激の酸・塩味の中に微妙なミネラルの甘みを感じる重たげなフィニッシュ。後味はドライな塩味。
・4煎目:抽出時間65秒
香りは花蜜に近い甘さがスッキリと抜ける軽快な炭の焙煎香。
口当たりはマイルド。ボディーはライト寄りのミディアム。
ほのかな甘みを感じるトップテイスト。ミドルでは塩味と酸味が小気味良く流れる。その後、無刺激の渋みを伴う甘みが続いてずしんとした重みのあるフィニッシュ。後味はさっぱり。
・5煎目:抽出時間75秒
香りはぼんやりとした灰と焼けた木。
口当たりは優しい。ボディーはライト。
ほのかな甘みが薄っすらと広がる中に、酸・渋の重さだけを感じる。アタックはないが主張も乏しい、存在感だけが漂う。ヘビーなミネラルウォーターという印象。
・6煎目:抽出時間85秒
香りはぼんやり香ばしい。
ボディーも無くなり、口当たりは柔らかく瑞々しい。
甘みがベースにある、少し甘じょっぱいミネラルウォーターという印象。後味に鈍い旨みが残る。
・7煎目:抽出時間95秒
香りはなし。
味はマイルドな飲み心地のお湯。
うむ、旨い。
焙煎香が綺麗についており、クリアな香ばしさが煎を重ねても感じられる点は素晴らしいですね。
味は余韻こそ弱めですが全くゼロではない上に、ボディーが非常に強力!1煎目に限っては岩茶レベルですし、2煎目でもなおフルボディーの味わいなのはお見事。
舌へに感じる甘みの強さ、コクを生む酸・渋のバランスも良く美味しいですね。また、力強さとは裏腹にアタックは弱い点もポイントが高いです。
手が出にくい価格ではありますが、中身の質自体は間違いないハイクオリティーな凍頂でした!
価格:32.18ドル/10g タイプ:リーフ 評価:★8
商品説明:
鹿谷の品評会で6000ロット中5位入賞茶。標高900mの茶園産の凍頂烏龍茶。甘くフルボディーの味わい。やや甘酸っぱく、パイナップルや砂糖漬けのフルーツ、オートミールクッキーのような香ばしさ。
今回のお茶は、凍頂ウーロンの入賞茶です。
良いロットでも他の高山茶と違って高価では売りにくいので、大会を開いて入賞茶の箔をつけて売るというのが凍頂のやり方。そうして売られているのがどんなもんか試してみたくて購入してみました。
故にコスパは劣悪ですね……これだけ出せるなら梨山だろうが大禹領だろうが選び放題なので、いくら美味かろうと凍頂にこの金額を出すのはこれっきりだと思います。
茶葉はこんな感じ。わーい、しっかりと火が入ってますね。香りはウッディーで華やかな炭火のニュアンス。茶葉は2.0g量り取り、湯量40mLで温度は95度。最初50秒、二煎目はマイナス5秒、その後一煎ごとに10秒ずつ増やし、多煎抽出で淹れました。
・1煎目:抽出時間50秒
香りはウッディーな焙煎香。旨みのある香ばしさが続く。
風味は漢方系の少し陳年のニュアンスを帯びた枯感。
口当たりはとろりとしている。余韻は小、ボディーはフル。濃厚な甘味と塩味が広がるトップテイスト。ミドルでは酸味と旨味によるどっしりとしたコクが感じられる。その後も塩味と絡んで旨味は感じられ、甘くマイルドなフィニッシュ。後味にはミネラル感が残る。微妙な酸のキレはあるが雑味はなし。
・2煎目:抽出時間45秒
香りは少し炭っぽい、甘く香ばしい火香。芳しい旨みが続く。
風味は華やかでウッディーな焙煎香。
口当たりはまろやか。余韻は極小、ボディーはフル。やや薄まったが、甘みの広がりを感じられるトップ。ミドルでは酸味と旨味が溶け合って、マイルドな旨みを形成しているコクのある味わい。その後、酸・塩味がジューシーに流れてフィニッシュ。後味にはミネラルの甘みが旨味と共に残る。
・3煎目:抽出時間55秒
香りは甘く芳しい火香。
口当たりはマイルド。余韻はなし、ボディーはミディアム。
更に薄まり、僅かに甘いトップテイスト。ミドルでは塩味が合流し、少し甘みが増した鈍くマイルドなコクを感じる。その後、無刺激の酸・塩味の中に微妙なミネラルの甘みを感じる重たげなフィニッシュ。後味はドライな塩味。
・4煎目:抽出時間65秒
香りは花蜜に近い甘さがスッキリと抜ける軽快な炭の焙煎香。
口当たりはマイルド。ボディーはライト寄りのミディアム。
ほのかな甘みを感じるトップテイスト。ミドルでは塩味と酸味が小気味良く流れる。その後、無刺激の渋みを伴う甘みが続いてずしんとした重みのあるフィニッシュ。後味はさっぱり。
・5煎目:抽出時間75秒
香りはぼんやりとした灰と焼けた木。
口当たりは優しい。ボディーはライト。
ほのかな甘みが薄っすらと広がる中に、酸・渋の重さだけを感じる。アタックはないが主張も乏しい、存在感だけが漂う。ヘビーなミネラルウォーターという印象。
・6煎目:抽出時間85秒
香りはぼんやり香ばしい。
ボディーも無くなり、口当たりは柔らかく瑞々しい。
甘みがベースにある、少し甘じょっぱいミネラルウォーターという印象。後味に鈍い旨みが残る。
・7煎目:抽出時間95秒
香りはなし。
味はマイルドな飲み心地のお湯。
うむ、旨い。
焙煎香が綺麗についており、クリアな香ばしさが煎を重ねても感じられる点は素晴らしいですね。
味は余韻こそ弱めですが全くゼロではない上に、ボディーが非常に強力!1煎目に限っては岩茶レベルですし、2煎目でもなおフルボディーの味わいなのはお見事。
舌へに感じる甘みの強さ、コクを生む酸・渋のバランスも良く美味しいですね。また、力強さとは裏腹にアタックは弱い点もポイントが高いです。
手が出にくい価格ではありますが、中身の質自体は間違いないハイクオリティーな凍頂でした!
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