的場(勇)製茶 花のような香りの品種 2番茶 2021
- 2021/07/07
- 19:00
的場(勇)製茶 花のような香りの品種 2番茶 2021
価格:580円/80g タイプ:リーフ 評価:★5

商品説明:
使用品種はオリジナルの在来種。花や桜餅に似た香りがある。2番茶のため、ほどよい苦味と渋みがある。
今回のお茶は、いただき物の新茶!
的場(勇)製茶は、種子島の茶メーカー。
たまたま今年はINS FELDの栗田早生など種子島由来品種を飲む機会があったので、在来というもの興味深いです。
香りは微妙にクマリン香るグリニッシュ。
抽出は2パターン。
茶葉は2.0g量り取り、湯量40mL、温度80度で多煎抽出。1煎目は1分、2煎目以降は30秒にしました。
茶葉は1.5g量り取り、湯量150mL、熱湯で1煎出し。3分蒸らしました。
〇多煎抽出
・1煎目:抽出時間1分
香りはドライな枯感を伴うほのかな桜の塩漬け。少しシャープで、甘さよりも華やかな印象がある。
口当たりは瑞々しくビター。
余韻はなし、ボディーもなし。
口に含んだ瞬間に苦味が広がる特徴的なトップテイスト。ミドルでは鈍い甘味と塩味が現れ、苦味と絡んでドライなコクを感じる。その後、少しだけ辛みを感じる雑味・旨味・苦渋でフィニッシュ。
・2煎目:抽出時間30秒
香りは弱い蒸し感にほのかな桜のニュアンスが絡んだ品のある香ばしさ。
口当たりは瑞々しい。
苦味の主張は相変わらずだが、やや薄まった。塩味とともにじわじわと口の中へ広がるビターなトップ。ミドルでは酸・苦味による凝縮感があり、その後ドライな舌触りの刺激の弱い旨味・塩味・苦味でフィニッシュ。
・3煎目:抽出時間30秒
香りは若葉のような爽やかなグリニッシュ。
弱い苦味と酸味、甘味による薄めの味わい。キレのある苦渋でフィニッシュ。
〇1煎出し
香りは強く華やかな桜の葉とドライな枯感。冷めてくると蒸しの香ばしさがフレッシュな若葉のニュアンスや梅のような酸っぱさとともに感じられる。
余韻はなし、ボディーもなし。
瑞々しい口当たりで、マイルドな甘味とほろ苦さ、塩味を感じるトップ。ミドルではドライな酸・渋が現れ、ざらついた印象を受ける。その後、塩味が絡んでフィニッシュ。棘はないが、鈍重な苦渋が野暮ったく残る。
クッキリとした香味だ!
先に飲んだ栗田早生ややぶきたとは明らかに違う、個性のある香りですね。
クマリン系のニュアンスで、煎を重ねると若葉のフレッシュさが出てくるのでとても春らしくて快いです。品種香だけでこの強度はちょっと驚きです。
味は甘味があまりなく、苦味がとにかく目立つ印象ですが、旨味や雑味が絶妙に絡んでいて尖りはないのでバランスは良い。じんわり苦いという印象を受けるお茶です。
ほぼほぼ静7132のようなものだと思いますが、種子島のライトな味わいのため、苦々しさはありません。
分かりやすく苦く、そして後に引かないので繊細な甘いもの……和菓子などのお供にはピッタリな印象を受けました!
価格:580円/80g タイプ:リーフ 評価:★5

商品説明:
使用品種はオリジナルの在来種。花や桜餅に似た香りがある。2番茶のため、ほどよい苦味と渋みがある。
今回のお茶は、いただき物の新茶!
的場(勇)製茶は、種子島の茶メーカー。
たまたま今年はINS FELDの栗田早生など種子島由来品種を飲む機会があったので、在来というもの興味深いです。
香りは微妙にクマリン香るグリニッシュ。
抽出は2パターン。
茶葉は2.0g量り取り、湯量40mL、温度80度で多煎抽出。1煎目は1分、2煎目以降は30秒にしました。
茶葉は1.5g量り取り、湯量150mL、熱湯で1煎出し。3分蒸らしました。
〇多煎抽出
・1煎目:抽出時間1分
香りはドライな枯感を伴うほのかな桜の塩漬け。少しシャープで、甘さよりも華やかな印象がある。
口当たりは瑞々しくビター。
余韻はなし、ボディーもなし。
口に含んだ瞬間に苦味が広がる特徴的なトップテイスト。ミドルでは鈍い甘味と塩味が現れ、苦味と絡んでドライなコクを感じる。その後、少しだけ辛みを感じる雑味・旨味・苦渋でフィニッシュ。
・2煎目:抽出時間30秒
香りは弱い蒸し感にほのかな桜のニュアンスが絡んだ品のある香ばしさ。
口当たりは瑞々しい。
苦味の主張は相変わらずだが、やや薄まった。塩味とともにじわじわと口の中へ広がるビターなトップ。ミドルでは酸・苦味による凝縮感があり、その後ドライな舌触りの刺激の弱い旨味・塩味・苦味でフィニッシュ。
・3煎目:抽出時間30秒
香りは若葉のような爽やかなグリニッシュ。
弱い苦味と酸味、甘味による薄めの味わい。キレのある苦渋でフィニッシュ。
〇1煎出し
香りは強く華やかな桜の葉とドライな枯感。冷めてくると蒸しの香ばしさがフレッシュな若葉のニュアンスや梅のような酸っぱさとともに感じられる。
余韻はなし、ボディーもなし。
瑞々しい口当たりで、マイルドな甘味とほろ苦さ、塩味を感じるトップ。ミドルではドライな酸・渋が現れ、ざらついた印象を受ける。その後、塩味が絡んでフィニッシュ。棘はないが、鈍重な苦渋が野暮ったく残る。
クッキリとした香味だ!
先に飲んだ栗田早生ややぶきたとは明らかに違う、個性のある香りですね。
クマリン系のニュアンスで、煎を重ねると若葉のフレッシュさが出てくるのでとても春らしくて快いです。品種香だけでこの強度はちょっと驚きです。
味は甘味があまりなく、苦味がとにかく目立つ印象ですが、旨味や雑味が絶妙に絡んでいて尖りはないのでバランスは良い。じんわり苦いという印象を受けるお茶です。
ほぼほぼ静7132のようなものだと思いますが、種子島のライトな味わいのため、苦々しさはありません。
分かりやすく苦く、そして後に引かないので繊細な甘いもの……和菓子などのお供にはピッタリな印象を受けました!
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