What-cha オーストラリア2020 Arakai茶園Spring Premium Green
価格:11ドル/25g タイプ:リーフ 評価:★7
商品説明:使用品種はやぶきた、さやまかおり、めいりょく、おくみどり、ゆたかみどり、ふうしゅん。2020年10月の一番茶。非常に花香が強く、味わいは台湾の高山烏龍茶のよう。今回のお茶は、オーストラリアの一番茶です!
アラカイで判明している品種は6種なので、恐らく茶園にある品種を全部使って作り上げられたロットですね。そろいもそろって煎茶用品種ですが、釜炒り茶です。
茶葉はこんな感じ。夏と色合いが変わらない……。しかし見た目はかなり違いますね。香りはラベンダーのような花と旨み。
茶葉は1g量り取り、湯量40mL、85度で多煎抽出。1分ずつ蒸らしました。
・1煎目:抽出時間1分
香りは台湾ウーロン茶を思わせる萎凋した爽快な青みと、和紅茶に見られるべっこう飴系の酸のニュアンスが僅かに感じられる。冷めてくると少し百花蜜のニュアンス。
風味は黒糖のような甘さ。
口当たりはまろやかかつジューシー。余韻は中、ボディーはミディアム。
じゅわっとくる強い甘みと塩味の広がりを感じるトップテイスト。ミドルでは少しえぐみのある酸・渋とともに塩味が感じられるドライな味わい。キレのあるフィニッシュで、後々はドライ。しばらくすると少し甘くなる。
・2煎目:抽出時間1分
香りは少し甘い花蜜と和ラン花香。
風味はほぼ和紅茶。
口当たりはまろやか。余韻は小、ボディーはライト。
優しい甘酸っぱさと塩味による小気味の良いトップテイスト。ミドルでは鈍い渋味と塩味が絡んだコクを感じられる。その後、甘さが増し、マイルドなフィニッシュ。後味はややドライ。
・3煎目:抽出時間1分
香りは少し爽やかなメントール系のニュアンスと砂糖の甘さ。
口当たりはこってり。余韻ははなし、ボディーもなし。目立つ主張はないが、厚みのある甘みと塩味が流れた後、酸・渋が合流してずしんと来る飲み心地。キレのあるフィニッシュで、後味はさっぱり。
・4煎目:抽出時間1分
香りは微妙に甘い砂糖。
味の主張はほとんどないが、鈍い甘みや塩味、渋みがあって少し重い飲み応え。煎を重ねたウーロンのような印象。
・5煎目:抽出時間1分
香りは少し香ばしい。
味の主張はないがまだ少し重みがある。甘酸っぱい。
・6煎目:抽出時間1分
香りはなし。鈍く甘い。
これは!
……緑茶か?ちょっと発酵しちゃったお茶目さんなのかな?ウーロンっぽい上に少し和紅茶に近い要素もありますし……。まあでも緑茶って言うなら緑茶ですか。

茶殻の端っこが微妙に赤っぽいのがオシャレ!
実は自分のことを緑茶だと思っているナニカではないか?という疑問はあっても、大体緑色なのでたぶん緑茶でしょう。
いやーしかし、味の1煎目はカオスですね。紅茶のような雰囲気のウーロン茶みたいな味です。そして煎を重ねると重くなるので発酵茶の類な気がしてなりませんが……実際緑茶なのです。
よく分からなくても夏より美味い!これだけは間違いないですね。
大事なのはそれだけ。
細かいことは気にしなーい。
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