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心樹庵 南紀 市鹿野紅茶 2020

心樹庵 南紀 市鹿野紅茶 2020
価格:810円/40g タイプ:リーフ 評価:★6





心樹庵 南紀 市鹿野紅茶 2020
商品説明:
使用原料は樹齢30年以上のやぶきた、やえほ。生産者は上村 誠。産地は和歌山県西牟婁郡白浜町市鹿野、標高150~200m。2020年7月製茶のセカンドフラッシュ。萎凋度は中、発酵度は低。やぶきたとやえほをブレンドすることで優しい香味になっている。



今回のお茶は、心ツナグで入手した和紅茶!
2018年のZ1を使った和紅茶を飲んで以来の上村さんのお茶ですね。前の時はそこまで美味しく感じませんでしたが、このロットはどうでしょうか。



心樹庵 南紀 市鹿野紅茶 20201

茶葉はこんな感じ。香りはスパイシーで少し酸のニュアンスが感じられます。
茶葉は3.0g量り取り、湯量225mL、95度で5分蒸らしました。






[香り]
トップノートはロウを思わせるこんがりと焼けたニュアンス。
ミドルノートは木材のようなウッディーさと焙煎香が続く。冷めてくると微妙にセイロンっぽい、ラベンダーのようなニュアンスが混ざってくる。
ベースノートはぼやけた香ばしさ。冷めてくると鈍く甘酸っぱいカラメルと、ドライフルーツのニュアンス。
※詳細
・強度 トップ中、ミドル強、ベース中
・個性 ほぼ焼けたウッディーさ。強度はあるがハッキリせず個性は乏しい。
・変化 ロースト・ワックス→ウッディー・ロースト→シャープ・スイート




[味]
風味は弱いべっこう飴の甘さ。
口当たりは滑らか。
ほのかな酸味と塩味を含んだ、穏やかな甘みが広がるトップテイスト。ミドルでは酸味とミネラルの甘みが感じられる控えめな滋味があり、中国紅茶に似た雰囲気。瑞々しい甘苦さでフィニッシュ。後味はほんのり甘い。
※詳細
・余韻 なし
・ボディー ミディアム(フル寄り)
・苦渋 ぼんやりと甘苦いがネガティブではない。
・雑味 ドライな塩味はあるが、甘苦さを引き立てているのでポジティブ。
・個性 風味は野暮ったい和紅茶。尖りは少なく飲み心地は良い。





昔ながら感が強い。




クセはないがあか抜けない、そんなお茶ですね。

発酵度はあまり高くないようで、緑茶用品種にありがちな甘い香りは控えめです。その一方で強いのが焙煎香とウッディーさ。強度は強いもののほぼ香ばしさだけでできているので変化に乏しく個性は希薄。
風味は香りよりも個性が出ているものの、普通の和紅茶という印象ですね。

味はマイルド。中国紅茶系の甘酸っぱさと弱い甘苦さでバランスは取れていますが、当たり障りのないキャラクターでパッとしない感じ。日常茶にするのが良さげだと感じました!
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Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
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