fc2ブログ

記事一覧

teaholics 究極の和紅茶 

teaholics 究極の和紅茶 
価格:1944円/20g タイプ:リーフ 評価:★3






teaholics 究極の和紅茶 
商品説明:
グレイト・テイスト・アワード2020★2獲得。厳選した和紅茶のブレンド。しっかりとした桃の香り。甘い風味が口の中に広がる。バランスが良く雑味は無し。ボディーもあり、ほんのり感じる渋みとコクが心地よく余韻に残る。



積み茶の消化です。
今回のお茶は、珍しくブレンドの和紅茶。2020年以前にも同じような商品を出していて、これが店の顔なのかな?と思い試してみようと購入したものですね。




teaholics 究極の和紅茶 1

茶葉はこんな感じ。香りは甘酸っぱいドライフルーツ。
茶葉は3.0g量り取り、湯量225mL、95度で5分蒸らしました。







[香り]
トップノートはドライな枯れ感。柑橘のニュアンスがわずかに混ざった甘酸っぱいフルーティーさ。
ミドルノートは甘い桃香が枯葉の香ばしさ、トップから続く柑橘感と共に感じられ雰囲気は穏やか。また、桃香とは別に濃縮感のあるベリーやカラント系のフルーツが感じられる。冷めてくると、少し青く軽やかな台湾ウーロン茶に似た香ばしさが出てくる。
ベースノートはロースト感、炭っぽいウッディーさ。
※詳細
・強度 トップ中、ミドル強、ベース中
・個性 濃厚なフルーツの香り。基本は桃香。
・変化 ドライ・シャープ・フルーティー→フルーティー・スイート・メロー→グリニッシュ・ロースト




[味]
風味は桃香と共に軽く青みのあるウーロン系の香ばしさ。
口当たりはまったり。
ほんのり甘酸っぱい穏やかな味わいが続くトップテイスト。
ミドルでは酸・塩味の主張とブリスクな苦渋を感じるものの、どちらも強度はそれほど強くないためコクはなし。
酸味によるエッジを感じ、塩味が優しく残るフィニッシュ。後味は甘辛い。
※詳細
・余韻 なし
・ボディー ミディアム
・苦渋 ほどよく、心地いい。ポジティブ。
・雑味 穏やかな構成の割に舌触りがざらつく。尖りは弱くネガティブとまではいかない。
・個性 風味は軽やか。緩急が今一つ。後味はそこそこ長い。





個性はバッチリ!




いったいどこの和紅茶なのかは分かりませんが、かなり個性的ですね。
桃香があるものの、微妙に台湾茶っぽいグリニッシュがあるのが不思議です。また、強く濃縮されたようなフルーティーさは、火香と相まって岩茶のようでもあります。

発酵度を控えめにし、ウーロン系の低発酵紅茶を軸にしたものだとは思います。印象としてはべにふうき&香駿なのですが、内訳は謎なので成否は不明……。

個性は見事なのですが、どうにも味がイマイチ。
とにかくまったり穏やか系で飽きやすいタイプですね。しかも烏龍茶というほど軽くないので野暮ったさが鼻につく……。ミドルで感じる渋みは悪くないのですが、キレ味になり切らずまた穏やかさが戻ってくるので緩急がないのが辛い。

評価は★4~4.5といったところ。
その割に価格はだいぶ強気なのでマイナス1点。
少量だけ飲んで一発勝負の品評会やマニアには受けるかも?とは思います。
スポンサーサイト



コメント

No title

いつも拝見してます。和紅茶ですが、今年の井村園さんの「ももか」の記事は書かれますか?
それから、和紅茶については熟成などは考えておられますか?私自身、熟成というものがよくわかっていないのでお尋ねしたいです。

Re: No title

こんばんは、いつもありがとうございます!

今年のももかは購入済です!
あと少しで今年のダージリンが終わるので、そのあと和紅茶に移る予定です。
中国茶と日本茶がたんまりあるので、今年の購入は少し少なめですけどね。

熟成については難しいところですね……あらゆるお茶においてプラスに働くのかマイナスに働くのか、やってみないとわからないからですね。
共通して起こる変化は味。ウイスキーやブランデーでもそうですが、尖りがなくなっていきます。苦渋や雑味の刺激が落ち着いて、とにかくまる〜くなるのです。
蜜香紅茶や東方美人を模倣した和紅茶は恩恵が大きいですね。ウンカ芽を製茶すると新芽が脆くなって荒々しい味になるので、それが穏やかになると飲みやすくなります。

香りや風味については千差万別!なんともいえませんが、火香が大人しくなるので個人的にはアリだと思いますけどね。
また、2点明確な成功例に出会ったことがあるのも大きいです。

http://cafero0812.blog.fc2.com/blog-entry-201.html

http://cafero0812.blog.fc2.com/blog-entry-1194.html



ちなみに、飲むタイミングを失ったという理由で去年の井村さんのセカンドとオータムが未開封で残っています。(1年くらい熟成)
さらに、2014年ごろに作られたものも手持ちにあり(7年くらい熟成)、これもこれから飲んでいく予定です。
図らずも熟成の有無でももかがどう変化するのか明らかに出来ると思います!

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
Youtubeもちょっとやってみようと思います。

ブログの更新は毎日昼の12時。
何かありましたらコメント欄か右のメールフォームからお気軽にお問い合わせください。
リンクフリーです。

検索フォーム

ブログ村

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: