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マカイバリ・ジャパン ダージリン2021FF ヤンキ茶園

マカイバリ・ジャパン ダージリン2021ファーストフラッシュ ヤンキ茶園
価格:1944円/100g タイプ:リーフ 評価:★6






マカイバリ・ジャパン ダージリン2021FF ヤンキ茶園
商品説明:
自然の力強さを感じられる飲み応えのある紅茶。草原やハーブの香りは春の息吹を思わせ、しっかりと主張のある味わいは重厚感がある。



ヤンキはミリクバレーにあるスモールグローワーの集まりで構成されている生産者集団。取りまとめるTopがヤンキさんという人なのでヤンキ茶園と申す。
従来のダージリンエステートでもなければネロウラーズのような個人独立型とも違う共同製茶組合、規模を考えるとケニアの製茶工場のスタイルに近いですね。

フランスの店で取り扱いが多い印象でしたが、ラジャ・バナルジー氏が指導した縁でマカイバリジャパンでも入荷が来たので試してみることにしました。




マカイバリ・ジャパン ダージリン2021FF ヤンキ茶園1

茶葉はこんな感じ。香りはいりごまのような素朴な香ばしさと、柑橘混じりのグリニッシュ。
茶葉は3.0g量り取り、湯量225mL、95度で5分蒸らしました。







[香り]
トップノートは熟したレモンを思わせる、柑橘+白フジのような甘さの目立つ香ばしさ。ほんのりとドライな枯れ感が続く。
ミドルノートはグレープフルーツのような爽快感と、薄くキャラメリゼしたような甘さ。若々しく軽いグリニッシュさが鼻を抜ける。冷めてくると青みが増し、セージやキクを思わせる清々しさが感じられる。
※詳細
・強度 トップ強、ミドル中、ベースなし
・個性 フレッシュな要素が強め。
・変化 シトラス・フローラル・ドライ→フレッシュ・スイート・グリニッシュ→ハーバル・フラワリー




[味]
風味は軽い発酵の香ばしさ、ハーブ混じりのグリニッシュ。戻り香はグレープフルーツ。
口当たりはまったり。
ほどよい塩味と酸味が甘味と共に感じられ、まろやかな舌触りのトップテイスト。
ミドルではほろ苦さが現れ、酸・塩味と絡んで控えめなジューシーさを生んでいる。
その後残った塩味、続く甘味と渋味によって徐々にコクが広がっていく穏やかなフィニッシュ。後味は甘やかに長く残る。
※詳細
・余韻 なし
・ボディー ミディアム
・苦渋 アクセントとして弱い苦味、コクの要素として渋味がある。ポジティブ。
・雑味 特に尖りはなし。若干ドライな収斂性があるもののジューシーさの一部で問題なし。ポジティブ。
・個性 風味はハーバル。優しい甘口。後味が長いのが良い。





優等生!




香りでは柑橘と花のニュアンスがメインのフレッシュさがたっぷりと感じられます。
あまり重々しくないのと、ハーブ感がある点からメインはクローナルという感じ。
火香のタイプは軽めですが香りの強度は十分!清々しくとっつき易いのが好印象ですね。

味は穏やかな甘みと爽やかな渋み、長い後味というで構成で甘口。
とても美味しいと感じるタイプではないもののクセがなくネガティブ要素もなし。
万人受けのするファーストフラッシュという印象を受けます。

生産者が多すぎて疑似ブレンド状態になっているのが功を奏しているのかも?
いい意味で尖っていない、非常にバランスの良いお茶でした!価格はとても安く、評価は6.5点!
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