Makaibari Silver Tips Imperial
- 2022/03/06
- 19:00
Makaibari Silver Tips Imperial
価格:30ドル/50g タイプ:リーフ 評価:★8

商品説明:
満月の出た夜の間に摘み取られた茶葉だけを使用し、手工で発酵度を抑えて作ったウーロン。
今回のお茶は、いただき物のマカイバリ!
これは「ジャパン」ではなく、マカイバリ茶園が直販しているものになります。
生産年等は書かれていないですが、ラインナップ的に恐らく2021年産。そうでなくても数年前ということはなさそうなのでインペリアルの実力を試せるかな?
気になる点と言えば、コイツはウーロンらしいのですね。
インペリアルはインペリアルでも日本に入ってくる物とは毛色が違いそうです。
茶葉はどう見ても普通に紅茶という感じですね。結構青みがあるので発酵度は低そうですが。香りは少しシャープ。ウッディーさと弱いピオニーっぽさ。後は枯れ感。
抽出は2パターン。
紅茶風に1煎出し。茶葉は3.0g量り取り、湯量225mL、95度で5分蒸らしました。
また、中国紅茶風に多煎抽出。茶葉は2.0g量り取り、湯量40mL。1煎目は20秒、以後は1煎ごとに10秒プラス。温度は95度にしました。
〇1煎出し
[香り]
トップノートはサトウキビを思わせるドライで甘い香ばしさ。菜の花やハーブを思わせる清々しく春っぽいニュアンスが続く。
ミドルノートは甘く穏やかなカラメルとバニラっぽさ。シャープな枯れ感と共にボタニカルさが感じられる。冷めてくると火香の旨み、ゼラニウムの花、グリーンフルーツのニュアンスが目立ってきてクローナルダージリンらしさが出てくる。
ベースノートは穀物、ドライなグリニッシュ。
※詳細
・強度 トップ中、ミドル強、ベース弱
・個性 少し爽快感のある、ウーロン的甘さ。
・変化 ドライ・スイート・フレッシュ→スイート・シャープ・ボタニカル→ロースト・ボタニカル・グリニッシュ
[味]
風味はハーブ混じりのグリニッシュ。戻り香はクリスピーな枯れ感とボタニカルさ。
口当たりはまろやか。
とろりとした粘度のある濃厚な甘味と旨味の広がりを感じるトップテイスト。
ミドルでは酸・塩味のエッジが感じられるが、すぐに甘味に吞まれていく。続いて刺激の弱い苦渋が現れ、甘みと共にドライな
コクを形成。
その後、渋みと共に徐々にミネラルの甘みが前に出てきて、さっぱりとかつ滋味深いフィニッシュ。後味は甘やか。
※詳細
・余韻 中
・ボディー フル
・苦渋 コクの際に顔を出す程度。多煎抽出でなければ渋味もそこまで気にならない。ネガティブではない。
・雑味 若干ドライな感覚は残るが、尖りはない。ネガティブではない。
・個性 風味はボタニカル。甘やかな中でちょい渋味は目立つ。
〇多煎抽出
・1煎目:抽出時間20秒
香りは麦のような穀物の旨味とクリスピーな枯感。スッキリとしたカレーリーフのようなニュアンスが続く。
風味は穏やかなカラメル。
口当たりはまろやか。余韻は中、ボディーはフル。
マイルドな甘みが広がるトップテイスト。舌への主張は控えめで、じわりとした旨味とミネラル感がメインの滋味深い味わい。
ほのかな渋みが現れてフィニッシュ。後味はさっぱり。長くミネラルの甘みが残る。
・2煎目:抽出時間30秒
穏やかカラメルの甘さ、少しハーバルでスッキリとした香ばしさ。穀物の旨みも感じられる。
風味は黒文字っぽく少しスパイシー。
口当たりはまろやか、後からさっぱり。余韻は小、ボディーはミディアム。
マイルドな酸味という印象の甘みが流れるトップテイスト。ミドルでは渋みが徐々に重く感じられるようになる。その後ミネラルの甘みが現れる。ドライな甘みでフィニッシュ。後味も同様。しばらくすると甘みが優位になる。
・3煎目:抽出時間40秒
香りは甘いカラメルとボタニカル。セージを思わせる爽やかさ。
風味はボタニカル。
口当たりは瑞々しい。余韻は極小、ボディーはライト。
軽い甘味と塩味がさらりと流れるトップ。ミドルでは旨味と苦渋が現れ、重たげなコクが形成。やや渋みを感じながら、甘みが広がりフィニッシュ。後味はかなりドライ。
・4煎目:抽出時間50秒
香りはピオニー。その後少しだけハーブ。
口当たりは瑞々しくシャープ。余韻はなし、ボディーはほぼなし。
ほとんどの主張が消えており、
刺激のない酸・塩味が流れるトップ。
ミドルでは少し甘みを感じられ、鈍い苦渋が続く。印象は変わらずそのままフィニッシュ。後味には僅かな塩味が現れる。
・5煎目:抽出時間60秒
香りはぼんやり香ばしい。
ボディーもなくなった。
最初に結構甘みがあるが、それが消えると苦渋が鈍く広がる。お湯というより薄い紅茶と言った方が近いか。
飲んだ感じはレイトクローナルファースト!
香りはウーロンらしい安定感+ハーブ&ボタニカルという感じですね。
私が以前飲んだものは経年による影響を受けたものなので、元の個性は何とも言えないものがありますが、あちらがスペシャル感満載のAV2系とするなら、このロットの印象はB157がメイン。結構青みがあってファーストっぽいですね。
茶葉の質は見事。余韻は長く、ボディーは文句なしのフル!優しい甘味が元気よく広がっていきますね。
ちょっと渋みが残るな?と感じますが、セカンドほど尖ってはいない……。
そのため近い雰囲気のもので言えばレイトファーストの紅茶という感じですね。
また、このお茶は烏龍茶としても飲めなくはないです。これは凄いこと!
ダージリンウーロンでこう思ったのは初めてかな……?マカイバリのレベルの高さを感じられました。
ただ、それでもやっぱり渋くなってくるので多煎抽出よりは1煎出しの方が向いているとは思いますけどね。
海外勢なのでコスパ加点なしで8.5点といったところ。これで30ドルはチートレベルの破格ですもの。
ただ、個性の面ではマカイバリジャパンのニードルズの方が圧倒しているので、実際はいい勝負という感じだと思います!
価格:30ドル/50g タイプ:リーフ 評価:★8

商品説明:
満月の出た夜の間に摘み取られた茶葉だけを使用し、手工で発酵度を抑えて作ったウーロン。
今回のお茶は、いただき物のマカイバリ!
これは「ジャパン」ではなく、マカイバリ茶園が直販しているものになります。
生産年等は書かれていないですが、ラインナップ的に恐らく2021年産。そうでなくても数年前ということはなさそうなのでインペリアルの実力を試せるかな?
気になる点と言えば、コイツはウーロンらしいのですね。
インペリアルはインペリアルでも日本に入ってくる物とは毛色が違いそうです。
茶葉はどう見ても普通に紅茶という感じですね。結構青みがあるので発酵度は低そうですが。香りは少しシャープ。ウッディーさと弱いピオニーっぽさ。後は枯れ感。
抽出は2パターン。
紅茶風に1煎出し。茶葉は3.0g量り取り、湯量225mL、95度で5分蒸らしました。
また、中国紅茶風に多煎抽出。茶葉は2.0g量り取り、湯量40mL。1煎目は20秒、以後は1煎ごとに10秒プラス。温度は95度にしました。
〇1煎出し
[香り]
トップノートはサトウキビを思わせるドライで甘い香ばしさ。菜の花やハーブを思わせる清々しく春っぽいニュアンスが続く。
ミドルノートは甘く穏やかなカラメルとバニラっぽさ。シャープな枯れ感と共にボタニカルさが感じられる。冷めてくると火香の旨み、ゼラニウムの花、グリーンフルーツのニュアンスが目立ってきてクローナルダージリンらしさが出てくる。
ベースノートは穀物、ドライなグリニッシュ。
※詳細
・強度 トップ中、ミドル強、ベース弱
・個性 少し爽快感のある、ウーロン的甘さ。
・変化 ドライ・スイート・フレッシュ→スイート・シャープ・ボタニカル→ロースト・ボタニカル・グリニッシュ
[味]
風味はハーブ混じりのグリニッシュ。戻り香はクリスピーな枯れ感とボタニカルさ。
口当たりはまろやか。
とろりとした粘度のある濃厚な甘味と旨味の広がりを感じるトップテイスト。
ミドルでは酸・塩味のエッジが感じられるが、すぐに甘味に吞まれていく。続いて刺激の弱い苦渋が現れ、甘みと共にドライな
コクを形成。
その後、渋みと共に徐々にミネラルの甘みが前に出てきて、さっぱりとかつ滋味深いフィニッシュ。後味は甘やか。
※詳細
・余韻 中
・ボディー フル
・苦渋 コクの際に顔を出す程度。多煎抽出でなければ渋味もそこまで気にならない。ネガティブではない。
・雑味 若干ドライな感覚は残るが、尖りはない。ネガティブではない。
・個性 風味はボタニカル。甘やかな中でちょい渋味は目立つ。
〇多煎抽出
・1煎目:抽出時間20秒
香りは麦のような穀物の旨味とクリスピーな枯感。スッキリとしたカレーリーフのようなニュアンスが続く。
風味は穏やかなカラメル。
口当たりはまろやか。余韻は中、ボディーはフル。
マイルドな甘みが広がるトップテイスト。舌への主張は控えめで、じわりとした旨味とミネラル感がメインの滋味深い味わい。
ほのかな渋みが現れてフィニッシュ。後味はさっぱり。長くミネラルの甘みが残る。
・2煎目:抽出時間30秒
穏やかカラメルの甘さ、少しハーバルでスッキリとした香ばしさ。穀物の旨みも感じられる。
風味は黒文字っぽく少しスパイシー。
口当たりはまろやか、後からさっぱり。余韻は小、ボディーはミディアム。
マイルドな酸味という印象の甘みが流れるトップテイスト。ミドルでは渋みが徐々に重く感じられるようになる。その後ミネラルの甘みが現れる。ドライな甘みでフィニッシュ。後味も同様。しばらくすると甘みが優位になる。
・3煎目:抽出時間40秒
香りは甘いカラメルとボタニカル。セージを思わせる爽やかさ。
風味はボタニカル。
口当たりは瑞々しい。余韻は極小、ボディーはライト。
軽い甘味と塩味がさらりと流れるトップ。ミドルでは旨味と苦渋が現れ、重たげなコクが形成。やや渋みを感じながら、甘みが広がりフィニッシュ。後味はかなりドライ。
・4煎目:抽出時間50秒
香りはピオニー。その後少しだけハーブ。
口当たりは瑞々しくシャープ。余韻はなし、ボディーはほぼなし。
ほとんどの主張が消えており、
刺激のない酸・塩味が流れるトップ。
ミドルでは少し甘みを感じられ、鈍い苦渋が続く。印象は変わらずそのままフィニッシュ。後味には僅かな塩味が現れる。
・5煎目:抽出時間60秒
香りはぼんやり香ばしい。
ボディーもなくなった。
最初に結構甘みがあるが、それが消えると苦渋が鈍く広がる。お湯というより薄い紅茶と言った方が近いか。
飲んだ感じはレイトクローナルファースト!
香りはウーロンらしい安定感+ハーブ&ボタニカルという感じですね。
私が以前飲んだものは経年による影響を受けたものなので、元の個性は何とも言えないものがありますが、あちらがスペシャル感満載のAV2系とするなら、このロットの印象はB157がメイン。結構青みがあってファーストっぽいですね。
茶葉の質は見事。余韻は長く、ボディーは文句なしのフル!優しい甘味が元気よく広がっていきますね。
ちょっと渋みが残るな?と感じますが、セカンドほど尖ってはいない……。
そのため近い雰囲気のもので言えばレイトファーストの紅茶という感じですね。
また、このお茶は烏龍茶としても飲めなくはないです。これは凄いこと!
ダージリンウーロンでこう思ったのは初めてかな……?マカイバリのレベルの高さを感じられました。
ただ、それでもやっぱり渋くなってくるので多煎抽出よりは1煎出しの方が向いているとは思いますけどね。
海外勢なのでコスパ加点なしで8.5点といったところ。これで30ドルはチートレベルの破格ですもの。
ただ、個性の面ではマカイバリジャパンのニードルズの方が圧倒しているので、実際はいい勝負という感じだと思います!
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