What-Cha ケニア2020冬茶 ‘Rhino‘ Premium White
価格:不明 タイプ:リーフ 評価:★6
商品説明:2020年12月下旬摘採、標高1500~2200m。カンガイタ製茶工場で作られた。手工で作られており、白茶の典型的な飲み心地のよさがある。核果系のフルーツやメロンのような香り、カラメルのニュアンス。今回のお茶は……何なんでしょうね。
サンプル品でくっついてきたケニアの白茶です。
一応スペックは高いです。ケニアでも屈指の技術を持つカンガイタ製茶工場で作られたハンドロールドのお茶ですからね!
ケニアの白茶がおいしいのか?しかも冬茶だけど大丈夫か?あと「ライノ」ってなんだよ、サイかよ?
と、まあ多々疑問があるものの、とりあえず飲んでみましょう。

見よ、これがケニアの白茶だ!!
わあ、キレイ。ゴールデンティップスがあるよ。
っておかしいわ!つまりめっちゃ発酵しとるってことやんけ・・・・・・。
お前のような白茶があってたまるか!
あまり揉まずにほかっといただけでこうなるのだろうか?
12月でも20℃くらいあるのがケニアですが、逆に20℃しかないのに?
もうわけわかんないですが、とりあえず飲んでみましょう。
茶葉は0.8g量り取り、湯量40mL、熱湯で多煎抽出。1煎目は30秒、2煎目以降は10秒蒸らしました。
・1煎目:抽出時間30秒
スッキリとしたハーブ感がメイン。カラッとしたドライな枯感が続く。冷めてくるとピオニー、甘みのある火香が目立ってくる。
口当たりはクリーミー。
余韻はなし、ボディーはライト。
風味は昆布のような旨みのある海藻。
甘味と、酸味を伴う旨味が続くジューシーな感覚。ほんのり渋みが奔り、少しドライなフィニッシュ。後味にも旨味が残る。
・2煎目:抽出時間10秒
香りはドライな枯感。モルティー香と甘いラン火香が感じられ、紅茶のような華のある雰囲気。
ボディーもなくなり口当たりは水っぽい。
塩味と甘味、旨味によるじんわりと穏やかな味わい。フィニッシュに感じる渋みは少し強まったが、旨味もしっかり感じられる。
・3煎目:抽出時間10秒
香りは線香のような印象。火香とバニラっぽい甘さがぼんやり香る。
味の主張はダウンし、クリアなお湯という印象の飲み心地。少々エグい雑味を伴う甘みでフィニッシュ。
・4煎目:抽出時間10秒
香りはぼんやりモルティー。
後味にじわりとくる酸・旨味が残る。
・5煎目:抽出時間10秒
香りはなし。
エッジを伴う甘みが残る。
割と美味いんだな、これが。香りはアッサム系のクローナル紅茶のよう。
かなり華やかで、個性のある香りになっています。
余韻とボディーがほぼゼロなので、飲みごたえはありませんね。
舌への主張はなかなか強く、美味しさは感じられます。ただ、フィニッシュに渋めの雑がチラついて残るのが少々気になりますね。
やっぱり紅茶なんじゃないか?と思うものの、基本的に白茶なんですよ。不思議なことに!
マラウイもそうですが、アフリカの白茶は完成度がやたら高いな……と感心する出来栄えでした。
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