HOJO 古樹白茶 2019
価格:1512円/50g タイプ:リーフ 評価:★6
商品説明:標高2100mの古樹茶園産の一番茶から作られた。自然栽培茶ならではの透明感のある柑橘系の香りが楽しめる。今回のお茶で白茶は終わりです。
最後は貰い物……というよりサンプルですね。
正山の奇種か何かを買ったときにもらったような……?
実際の製品ラインナップにある白茶です。
もらった当時は新茶だったと思いますが、未開封のまま2年ほど経過しています。
パーツを9種飲んだ今こそ開ける時だ!ということで出てきてもらいました。
多少熟成しちゃっているものの、元はパーツたちの集まりなので比べてみることで見えるものがあるかと思います。
茶葉はこんな感じ。
あからさまに黄色っぽくなっていますね。しかし香りはだいぶ強い!とてもスパイシーです。
茶葉は0.8g量り取り、湯量40mL、熱湯で多煎抽出。1煎目は30秒、2煎目以降は10秒蒸らしました。
・1煎目:抽出時間30秒
炊いた豆のような素朴な香ばしさに少し甘さがプラスされていて、餡子を思わせる。ラベンダーのような花と、ほのかなウッディーさが続く。
風味は少しハーバル。
口当たりは滑らか。余韻は極小、ボディーはミディアム。
塩味がちらつく甘じょっぱさがとてもマイルドに感じられるトップテイスト。ミドルでは尖りのない酸味が合流し、凝縮感がある。
旨味を伴うミネラルの主張を感じてフィニッシュ。後味にも少し残る。
・2煎目:抽出時間10秒
甘い香ばしさの中に、ほんのり桜の塩漬けのような酸混じりの植物感がある。
口当たりは滑らか。余韻はなし、ボディーはライト。
穏やか甘味が流れるトップテイスト。ミドルではわずかな酸味としっかりとした塩味が主張し甘やかなコクを感じる。塩気によるジューシーさを少し感じながらフィニッシュ。後味はドライな甘み。
・3煎目:抽出時間10秒
香りは少し甘く香ばしい。
ボディーも無くなって、瑞々しい口当たり。
甘みが遠くなり、酸味と塩味が少し前に出た。小ざっぱりとしたフィニッシュ。後味には塩味が残る。 いろんな意味でマイルド!パーツたちを飲んだ後だと、個性の弱さを感じますね。
逆に言えばとても平均的で安定感抜群。これという強みはないですが、足りないものもなし。
良いところを少しずつ集めたような構成ですね。ブレンド的にマイルドなお茶といえます。
そして、時を経たために少し甘い香りが出ていてマイルド。
さらに、味に丸みがあってマイルド。非常に飲みやすいです!
「白茶はフレッシュなのがいいのでは?」と思っていましたが、熟したものには別の良さがあるんだなと感じました!
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