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t-break メガラヤ2021FF ラキルシュウ茶園

t-break メガラヤ2021ファーストフラッシュ ラキルシュウ茶園
価格:不明 タイプ:リーフ 評価:★5





t-break メガラヤ2021FF ラキルシュウ茶園

商品説明:
使用品種はT78。やや発酵が強めに作られたファーストフラッシュ。品種特有の花香と旨みがよく出ている。





今回のお茶は、いただき物!
ラキルシューが国内で売られているのは初めて見たかもしれません。ウェブサイトには確か書いておらず、和紅茶福袋についてきた中身ネタバレ一覧表にひっそりと載っていて初めて知りました。
「アッサムに近い、ダージリン品種を使う高地」で、ほんとに香りはダージリンなのに味はアッサムみたいなものが飛び出す面白茶園です。みんな仕入れてもっと流行らないかな?






茶葉の香りはウッディーな火香。
茶葉は3.0g量り取り、湯量225mL、95度で5分蒸らしました。







[香り]
トップノートは旨みのある火香。こんがりとした中に蜜っぽい甘さを感じる。
ミドルノートはウッディーな枯れ感。香ばしさは相変わらず。微妙にハーバルな清涼感があり、暗すぎることはない。冷めてくると花香が強化。ライラック、サザンカのような甘い香り。
ベースノートは枯れた植物、ムスク、黒文字のようなスパイシーさ。
※詳細
・強度 トップ中、ミドル強、ベース中
・個性 香りはタルザム茶園に近い。温度変化が激しい。
・変化 ロースト・スイート→ウッディー・ドライ・ハーバル→フラワリー・ボタニカル・ムスク




[味]
風味はドライな枯れ感とウッディーさ。戻り香はモルティー。
口当たりはビター。
口に含むと、穏やかな甘みとともにじりじりとした苦みを舌の上に感じる。
ミドルでは苦味の主張はダウン。酸味と塩味がメインとなり、シャープなコクを感じる。
再び苦みが現れ、渋みを伴ってエッジを感じるフィニッシュ。後味はビターな塩気。
※詳細
・余韻 なし
・ボディー フル
・苦渋 苦味が明らかに強い。渋味は比較的弱い。ネガティブではない。
・雑味 苦味はあるがトゲトゲしさはなし。ポジティブ。
・個性 風味・味ともにアッサムのセカンドを思わせる。






相当パワフル!





香りはほぼダージリン紅茶ですね。
一応ハーブっぽさがあるものの、グリニッシュな要素は控えめで言われなければセカンドと区別するのは難しそう……。
フルーティーさはニュアンス程度にあり、その微妙さが逆に複雑な個性を生んでいます。

風味・味わいはほぼクローナルアッサム。
ラキルシューはダージリンとアッサムの中間のような個性ですが、香りと味で奇麗に分かれているのは予想外。
結構苦味が強いのが特徴的で、セカンドのアッサムの重さにファーストフラッシュダージリンの苦みを入れ込んだような印象です。

何とかバランスはとれているものの、飲む人を選びますね。一般的なファーストフラッシュとはかけ離れていますし!
価格にもよりますが、5.5点程度という感じです。蒸らし時間は少し短めの4分前後が良いですね。
非常に個性的なので、面白いお茶を飲んでみたい方にはオススメできます!
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