青鶴茶舗 根洗紅茶 からべに 2021 1st flush
- 2022/03/23
- 12:00
青鶴茶舗 根洗紅茶 からべに 2021 1st flush
価格:1020円/50g タイプ:リーフ 評価:★8

商品説明:
使用品種はからべに。産地は静岡県浜松市北区根洗町、2021年5月8日摘採。
茶葉の見た目にだまされないでください。この静岡県の西にある根洗の紅茶はとてもすばらしいのです。
芳香はバニラ、はちみつが香りとても甘く、少しミルキーさもある。温度が下がると少し酸味のある赤い果実も現れてきて味わいに深みがでる。ごくかすかな渋みによって紅茶らしさがでて、口の中では全体として甘く香り良いという印象。淹れたお茶は豊潤で奥深いのにとてもすっきりとしている。ねかせて熟成させるのもよさそう。
今回のお茶は、サンプル品でくっついてきたお茶ですね。
からべに!久しいですね。熟成紅茶は美味しくってとても好きでしたよ。
が、「新茶で飲んで美味いものかね?」と疑問だったので、リリースはあってもチェックはしていませんでした。
ラッキーなことに手に入ったので飲んでみます。

茶葉はこんな感じ。香りは弱くカラメル系のニュアンス。
ブロークンサイズの茶葉なので、2010年ロット同様にセイロン風に淹れます。
茶葉は2.5g量り取り、湯量150mL、95度で2分30秒蒸らしました。
[香り]
トップノートはなし。
ミドルノートはべっこう飴のような甘さと、佃煮を思わせる香ばしさの火香が続く。冷めてくるとウッディーさが見えてくる。カラメルっぽさに覆われているが、かすかに果物の皮のようなニュアンスがある。
ベースノートはこんがりとした火香。
※詳細
・強度 トップなし、ミドル強、ベース弱
・個性 カラメルの甘さと火香がほとんど。
・変化 スイート・ロースト→ウッディー・シャープ
[味]
風味はべっこう飴メイン。戻り香にきび砂糖、さっぱりとした酸のニュアンス。
口当たりはなめらか。
塩味がじわじわと主張し、酸味が軽やかに流れていくトップテイスト。
ミドルでは旨味がコクを感じさせ、滋味が穏やかに続く。
ほどよい酸味と渋味によるキレでフィニッシュ。後味には塩気が残る。
※詳細
・余韻 なし
・ボディー ミディアム
・苦渋 苦味はなし。わずかなキレとしてのみ渋みがある。ポジティブ。
・雑味 なし。まっさら。ポジティブ。
・個性 風味は和の雰囲気があるものの、基本的に中国紅茶という印象。
「茶葉の見た目に騙されないでください!」
そうとも。私も繰り返し言います。
これは実に面白いですよ。
ここ1年で飲んだ和紅茶のなかで一番「おっ!」と来ました。
香りはだいぶ地味です。やぶきた系のべっこうあめのような甘さと、ウッディーさ混じりの火香。
強度はしっかりしていますが、どこにでもあるような感じで個性的ではありません。
しかし口に含むと……こんな和紅茶はほかにないだろう!
まず風味。香りを引きずってやぶきたっぽいのですが、徐々に火香・酸のニュアンスが出てきて……実に中国紅茶っぽいですね。
なによりも味わいが実に美しいのですよ。なめらかでよどみがない!春茶の塩気が旨味を感じさせる!
一番近いのは四川省の川茶です。
それでもまだちょっとだけつんとしたところがあるので、2.5g225mLくらいの薄さの方がちょうどいいと感じますけどね。
しかしまさか熟成せずともここまでクオリティーが高いとは思いもしませんでした。
味・質だけで7.5点。コストパフォーマンスがぶっ壊れているので加点して8.5点。
ここに熟成で個性と味わいの丸みが加わると10年ビンテージのように9~9.5点になるという流れでしょう。
和紅茶が好きなら飲んでおくべきだと思います。
ほぼ消滅している品種で、これだけの高品質を叩き出せるのはこれしかないでしょうし。
そして中国茶好きなら、コストパフォーマンスに感動して涙が出ると思います。
私が今、一番推すのはこの商品です!
価格:1020円/50g タイプ:リーフ 評価:★8

商品説明:
使用品種はからべに。産地は静岡県浜松市北区根洗町、2021年5月8日摘採。
茶葉の見た目にだまされないでください。この静岡県の西にある根洗の紅茶はとてもすばらしいのです。
芳香はバニラ、はちみつが香りとても甘く、少しミルキーさもある。温度が下がると少し酸味のある赤い果実も現れてきて味わいに深みがでる。ごくかすかな渋みによって紅茶らしさがでて、口の中では全体として甘く香り良いという印象。淹れたお茶は豊潤で奥深いのにとてもすっきりとしている。ねかせて熟成させるのもよさそう。
今回のお茶は、サンプル品でくっついてきたお茶ですね。
からべに!久しいですね。熟成紅茶は美味しくってとても好きでしたよ。
が、「新茶で飲んで美味いものかね?」と疑問だったので、リリースはあってもチェックはしていませんでした。
ラッキーなことに手に入ったので飲んでみます。

茶葉はこんな感じ。香りは弱くカラメル系のニュアンス。
ブロークンサイズの茶葉なので、2010年ロット同様にセイロン風に淹れます。
茶葉は2.5g量り取り、湯量150mL、95度で2分30秒蒸らしました。
[香り]
トップノートはなし。
ミドルノートはべっこう飴のような甘さと、佃煮を思わせる香ばしさの火香が続く。冷めてくるとウッディーさが見えてくる。カラメルっぽさに覆われているが、かすかに果物の皮のようなニュアンスがある。
ベースノートはこんがりとした火香。
※詳細
・強度 トップなし、ミドル強、ベース弱
・個性 カラメルの甘さと火香がほとんど。
・変化 スイート・ロースト→ウッディー・シャープ
[味]
風味はべっこう飴メイン。戻り香にきび砂糖、さっぱりとした酸のニュアンス。
口当たりはなめらか。
塩味がじわじわと主張し、酸味が軽やかに流れていくトップテイスト。
ミドルでは旨味がコクを感じさせ、滋味が穏やかに続く。
ほどよい酸味と渋味によるキレでフィニッシュ。後味には塩気が残る。
※詳細
・余韻 なし
・ボディー ミディアム
・苦渋 苦味はなし。わずかなキレとしてのみ渋みがある。ポジティブ。
・雑味 なし。まっさら。ポジティブ。
・個性 風味は和の雰囲気があるものの、基本的に中国紅茶という印象。
「茶葉の見た目に騙されないでください!」
そうとも。私も繰り返し言います。
これは実に面白いですよ。
ここ1年で飲んだ和紅茶のなかで一番「おっ!」と来ました。
香りはだいぶ地味です。やぶきた系のべっこうあめのような甘さと、ウッディーさ混じりの火香。
強度はしっかりしていますが、どこにでもあるような感じで個性的ではありません。
しかし口に含むと……こんな和紅茶はほかにないだろう!
まず風味。香りを引きずってやぶきたっぽいのですが、徐々に火香・酸のニュアンスが出てきて……実に中国紅茶っぽいですね。
なによりも味わいが実に美しいのですよ。なめらかでよどみがない!春茶の塩気が旨味を感じさせる!
一番近いのは四川省の川茶です。
それでもまだちょっとだけつんとしたところがあるので、2.5g225mLくらいの薄さの方がちょうどいいと感じますけどね。
しかしまさか熟成せずともここまでクオリティーが高いとは思いもしませんでした。
味・質だけで7.5点。コストパフォーマンスがぶっ壊れているので加点して8.5点。
ここに熟成で個性と味わいの丸みが加わると10年ビンテージのように9~9.5点になるという流れでしょう。
和紅茶が好きなら飲んでおくべきだと思います。
ほぼ消滅している品種で、これだけの高品質を叩き出せるのはこれしかないでしょうし。
そして中国茶好きなら、コストパフォーマンスに感動して涙が出ると思います。
私が今、一番推すのはこの商品です!
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