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TeaGardenia ダージリン2022FF Badamtam Exotic Moonlight

TeaGardenia ダージリン2022ファーストフラッシュ Badamtam Exotic Moonlight
価格:42ドル/50g タイプ:リーフ 評価:★8






TeaGardenia ダージリン2022FF Badamtam Exotic Moonlight
商品説明:
使用品種はSY1240。ゼラニウムを思わせる柔らかな花の香り。時間が経つにつれて深みを増してゆく。ミドルノートではアプリコットのようなフルーティーさが混ざり、軽いサフランのような香りがちらつく。マスカットに似た柑橘系のニュアンスでフィニッシュ。ロットナンバーはEX-7。




今回のお茶は、またボスクラスのお茶ですね。
バダンタンのSY1240使用のロットです。
久しぶりに出会いました!
AV2も素晴らしいですが、個性では一歩上をいきますから楽しみにしていました。





TeaGardenia ダージリン2022FF Badamtam Exotic Moonlight1

茶葉はこんな感じ。香りは……やはり個性的!
甘いカカオのニュアンスと、瑞々しい白桃のフルーティーさ。
茶葉は3.0g量り取り、湯量225mL、95度で5分蒸らしました。







[香り]
トップノートは百合の花のニュアンスと、若々しいグリニッシュ。そこにライチのようなフルーティーさが混ざっている。
ミドルノートはゼラニウムのボタニカルと種子島の煎茶を思わせる瑞々しさを帯びた枯れ感。冷めるにつれて穏やかさが増し、シロップ漬けのフルーツのようなメローな雰囲気に変化する。また、甘く品のある沈丁花のような花香が残る。
ベースノートはわずかなスパイシーさ、ウッディーさ、ボタニカルさ。
※詳細
・強度 トップ強、ミドル強、ベース弱
・個性 最初はフレッシュだが、徐々に円熟感が出てくる。
・変化 フローラル・フレッシュ・フルーティー→ボタニカル・グリニッシュ→メロー・フラワリー・フレッシュ




[味]
風味は百合の花とゼラニウムのボタニカルさ。戻り香は若干竜眼っぽいトロピカルフルーツのニュアンス。
口当たりはまろやか。
強い甘味で覆われた、酸味と塩味が通っていく弱くコクのあるトップ。
ミドルでは刺激のない苦渋が奔り、気持ちのいいキレを感じる。
その後じわじわとミネラルの甘みが残り、甘やかなフィニッシュ。後味にも響いている。
※詳細
・余韻 中
・ボディー フル 
・苦渋 刺激はゼロ。ポジティブ。
・雑味 ミネラルの甘みが残るのみ。ポジティブ。
・個性 風味は華やか。主張は弱めなのが惜しいか。





ボディーが凄い!





香りは煎茶とAV2を混ぜたような不思議な香り立ち!
若々しいのに後からマイルドになっていきます。
発酵度は高いと思えないので、超長く萎凋しているのかな?と感じる尖った作りです。
それに加えてベースには岩茶の新・雀舌みたいな花香がある!
最初はAV2っぽいのに、後から「おまえ…違うな?」となるこれぞこの品種の特徴。


味は、Heritageと比べると余韻・コクの面で劣ります。
しかしボディーは120%くらい!ダージリンよりも岩茶に近く、圧力は凄まじい。
ボディーゆえに甘露っぽい甘みはのびのびと口の中に広がりますが、パワフルな割に滋味ばかり。
バランスが悪いとはまたちょっと違うのですが、ちょっと物足りない感じを覚えますね。


キャラクターは異なりますが、ルピシアのバダンタンに近い。マニア向けな難解系のお茶でした!






よし、ここで新たな試みを一つやってみます。


ブログを見てくださった方からのご提案で、「グラフや図があると見やすいのでは?」というものがありました。
私が好き勝手書く、文字が大半のブログなので画面のことなど気にしていませんでしたが、読む方からしてみるとそうでないのかもしれない!
なるほどなぁ……と検討してみましたが、ぱっと見で何が強みなのか?弱みなのか?というのが分かるのはメリットがあるかもという結論に至ったのでちょっとパラメータ表を作ってみました。
大体の評価点を表すことはできたと思いますが、全部は難しいので詳しくはいつも通りの文面でご確認ください。


好意的な声が多ければこれから入れていこうかなと考え中。
「ない方がいいよ、なくても良いよ」という感じなら、今まで通りなしで。
数日続けてみて反応を見てみようと思います。


こちらがバダンタンムーンライトの表になります。強い値は多い割に、苦渋・主張のある甘味等ちょっと足りない部分があるな~という感じを可視化できたとは思います。
どうでしょうか!?

TeaGardenia ダージリン2022FF Badamtam Exotic Moonlight3

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コメント

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No title

いつも参考にさせてもらってますが、私は、図は別にいらないと思います。ルピシアのような簡単な4軸で相対比較できそうなのなら、購入にはそれなりに役立つのですが..
しかし、独特な軸ですね。

Re: No title

御二方ともコメントありがとうございます!


必要一票、不要に一票!
とても参考になります。


今上がってる意見にいくつか回答しますね。


>「図が独特」
独特な図なのは申し訳ありません。
とりあえず反応を見たくて私の評価基準で作ったものになります。
私としては普通に作ったつもりですが、一般的からちょっとズレていたようですね、すみません!



>「見やすいから良いね👍」「ルピシアみたいなのなら欲しい」
これは貴重な意見ですよ!一つ目の話と合わせると『かな〜りマニアックな方』と『マニアすぎない方』が見てくださってることが、ハッキリしたということですね。実際、どんな方がどれだけ見てくれているのかよく分かっていないので、本当にありがたい!
ルピシアのチャートは見やすくて良いものだと思います。が、ちょっと物足りないとも感じます。
私が作ってみた図に好意的な方も、多分ちょっと物足りないんじゃないかな?と思っています。

こうなると……
怒られない程度に参考にして比較的ライト向けと、今みたいな比較的ディープ向けにそれぞれ作ってみましょうか!?
できるか分かりませんが、努力してみます!


>「コスパの欄はないの?」
基本的にコスパは隠れステータスみたいな扱いにしているので入れませんでした。
金銭感覚とか色々主観的過ぎるかなと感じたもので!
しかし、そうですね。
図に入れなくとも見やすくするのはアリですね。何とかします!



No title

私は一応、かなーりマニアックな部類じゃないかなぁ。ここで上がっているところからは、ほぼ買ってます。海外サイトから直接はないのですが。ルピシアがいいのは、軸が少ないので、茶同士の相対関係がわかるので、だいたいこの辺のどれかというのがわかることですね。軸が増えてもいいのですが、相対比較があると助かります。ところで、私基準だと、こちらのサイトで8以上だと、だいたい買って後悔しない。6とかだと微妙に感じる時がありますね。あくまで、私感ですけど。

Re: No title

これは失礼いたしました。

ルピシアの場合、似たようなものを極力避けた、入荷するものだけでの比較なので何が自分に合いそうか決めることができますね。
が、店をまたいで数が数倍以上になるともうぐちゃぐちゃなってしまいます。
例えば今回のバダンタン。ルピシアチャートで言うなら「花・ライト側の端っこ」になりますが、今年私が飲んだもので同じ位置に来るのが2つ3つ余裕であります。こうなるとあまり意味がない……。


「同一茶園同士のロット差」など、厳密な範囲指定がないと厳しいかなと感じました。
一応それっぽいものの準備はしましたが、運用は難しいので控えることになりそうです……。



評価に関しては大体その通りですね。
9点以上はリピートしていくレベル。8点以上なら買い。7点なら買った分飲み切れるという感じ。
6点だと私は雑に大量消費していきます。

No title

情報は多ければ多い程いい派です。

パラメータは日東、セイロンドロップにも似たような感じなのがありましたので参考になれば・・・。
ttps://nittoh1909.com/shopdetail/000000000028/ct10/page1/order/
ttps://ceylondrop.com/?pid=140098031

後、コスパは個人的にほしいです。
安くても★7~とかはもっと積極的にお勧めであることをアピールしてもいいかなと。



Re: No title

コメントありがとうございます!


昨日から結構弄っています。5日間ほどアップデート中ですね。

第一に見やすく。
「文字読みたくないよ!」という方にも一撃で伝わるように工夫します。
第二に今までの記事も維持。
「文字読みたいよ!」という方もいるので!

大体の要望は叶うようになっていると思います!


ただ、多煎するものについては現状維持という感じです。
あればどうすれば見やすくなるのか……。


リンク先は拝見しました。
日東のやつはちょっと見にくいですね……。
一方でセイロンドロップのやつは面白いですね。
比較ではなしに分布図を使っている!
ならばどこでも載せられますね。あんな感じのやつ要りますか??

パラメータ

いつも参考にさせて頂いております。

パラメータの図は、かなり見やすいですね!
私はこの評価基準に賛成、というか、共感します。

味は分かりやすいとして、透明感と余韻は最優先事項ですし、
ボディーと風味と香りの個性も、要チェックですね。
個人的に、苦渋と強い香りが得意でないので、そこも要確認です。
というわけで、外せる項目が見当たらないです!

多煎の場合は、煎ごとに色を変えてパラメータ表示とかでしょうか。


あと星の数は、とても参考になります。
9点以上で紹介されているものは、購入を検討しますね。
そして飲んでみると「これはリピートだな」と感じます。

7~8点だと、透明感と余韻が好評価であれば買い、
苦渋か香りが強めなら止めておこうかなー、とか思ってます。
(素晴らしい情報の提供、ありがとうございます!)

Re: パラメータ

こんばんは、コメントありがとうございます!


このままでOK派というのも貴重な意見ですね!
少しいじりましたが、情報量を減らすつもりはないのでご安心ください!


多煎が一番面倒な点はそこなのですよね。
「煎持ちの良さ」でひとくくりにしてやるか?各煎ごとの変化を示すようにしてやるか?いっぱいグラフを作るか?
考えてはいるものの、すぐに形にはならなさそうという感じです。

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けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れた紅茶や緑茶や烏龍茶などお茶であれば産地・製法・価格問わずレビューしています。
プロでも何でもないただのお茶好き消費者なので、買う理由が特にない場合は気に入った店のものを中心に購入して飲んでいます。
レビューするお茶に偏りが出ることもあるのはご了承ください。

レビューしてみてほしいお茶がある場合はご連絡ください。
また、産地や種類を限定していない乱読ならぬ乱飲なので、様々なお茶が手元に来ます。余剰があればお分けすることもできますし、もしレビュー対象を送っていただける場合は手持ちのお茶をお礼としてお返しいたします。



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