湖南金湘叶茶业股份有限公司 茉莉天尖
価格:不明 タイプ:ティーバッグ 評価:★7
今回のお茶は、いただき物の中国茶!
ええっと、一応「茉莉」なのでジャスミン茶のようですが、ベースは湖南省の銘茶「安化黒茶」らしい。
そしてその黒茶を私は飲んだことがないので……ぶっちゃけどんなお茶なのか分からぬ!という感じです。
ティーバッグに入っている図とそれを分解したものです。
香りは・・・・・・だいぶ薬っぽいというか漢方っぽいというか。「ああ、後発酵してんだな」という感じがプンプンしております。花の香りは特に感じませんね。
茶葉は1.4g量り取り、湯量40mL、熱湯で多煎抽出。最初は20秒、2煎目以降は1煎ごとに10秒プラスしました。
・1煎目:抽出時間20秒
香りは漢方っぽさとハスの花のような甘い香り。アルコール感が続き、黒茶っぽさが強い。
風味はより鮮明なくすりっぽさ。薬局を思わせる。
口当たりはジューシー。余韻は中、ボディーはミディアム寄りのライト。
酸味がさらりと流れ、旨味混じりの塩味が続く。じわじわとミネラルの甘みが主張をして長く続く。
・2煎目:抽出時間30秒
香りはジャスミンとハスを足して2で割ったよう。どちらかというとハーブ感が強い。
また、ベースにはしっかりとした甘いカラメルのニュアンス。
風味は魚卵のような旨み、ハーブ、アルコール、微妙なジャスミンっぽさでカオス。強度は抜群。
口当たりは瑞々しい。余韻は小、ボディーはライト。
綺麗な液の流れの後、酸味が奔る。その後、じんわりとした甘じょっぱさを感じ、ミネラル感が残る。
・3煎目:抽出時間40秒
香りはキャラメルのような鈍い甘さ。
風味はお香のようなニュアンス、ほんのりジャスミン、小豆。
口当たりは瑞々しい。余韻は微小、ボディーはなし。
酸味が強めに主張し、さっぱりとしたトップテイスト。ミドルでは少々エッジを帯びた旨みが感じられコクがある。塩気の強いフィニッシュで後味は甘じょっぱい。
・4煎目:抽出時間50秒
香りは微妙に甘い香ばしさ。
余韻もなくなり瑞々しさがアップ。
味の主張がダウン。酸味がちらつくクリアな液の流れの後、ほんのり雑味の辛さが残る。
・5煎目:抽出時間60秒
香りは4煎目と同じ。
後味のエッジが目立ってきてお湯っぽさが強い。
クセが強いな!?言われてみればジャスミン……か?う~ん??
というくらいのジャスミン度ですね。花っぽさはあるものの、どちらかというと蓮っぽいと感じました。
フレーバーよりも強くハッキリ感じるのは黒茶っぽさ!
薬、ハーブ、アルコール、魚卵辺りが混ざりあったような感じで、インパクトはありますね。
また、舌への主張が強く、プーアル生茶や蔵茶とは雰囲気がだいぶ異なります。
ほとんど飲んだことがありませんが、しいて言えば熟茶に近いのかな?と感じます。
煎を重ねると荒さが出てくる点は気になるものの、パワーの割にキレイです。
好みかどうかは飲みなれてないので何とも言えませんが、質はかなり良いと感じました!
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