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HOJO 正山小種 奇種 2020

HOJO 正山小種 奇種 2020
価格:2376円/20g タイプ:リーフ コストパフォーマンス:高 評価:★10





HOJO 正山小種 奇種 2020
商品説明:
使用原料は樹齢100年以上の奇種。産地は武夷山桐木関、標高1100~1200m。2020年は雨が非常に少なく、香りが素晴らしい。





私はコイツを飲みたくて最近正山を突いてきたわけですね。
今回のお茶は、HOJOがリリースした正山の奇種!丸2年、無酸素・常温で熟成させておりました。
2019年ロットは出来の良さにビビりました。
そして2020年ロットは「香りが凄いぞ、オススメだぞ」というもんですから、それならコンディション上げた状態で飲みますわ!となるのは当然。じっと待ち続けていましたよ~。





HOJO 正山小種 奇種 20201

茶葉はこんな感じ。香りは乾燥フルーツ、淡い花。ほんのり陳年感が付きだした火香。
茶葉量2.0g、湯量40mL、熱湯の多煎抽出。1煎目は20秒、以後は1煎ごとに10秒プラスしました。





[簡易評価]
HOJO 正山小種 奇種 20202

※詳細
・1煎目:抽出時間20秒
香りはこんがりとした火香とウッディーさ。サンザシのような鈍く甘酸っぱいニュアンスがある。
風味は弱く香ばしい甘さ。
口当たりはとろんとしている。余韻は大、ボディーはライト寄りのミディアム。
たっぷりの甘味を感じるトップテイスト。ミドルでは甘さを帯びた酸味の優しいキレと塩味、渋みを伴う強い旨味によるコクを感じる。
渋みによる穏やかな重さを感じつつ、甘やかで主張のあるミネラル感でフィニッシュ。後味にも長く残る。

・2煎目:抽出時間30秒
香りは少し陳年感のある旨味を帯びた火香、ドライパパイヤ、ドライマンゴーのようなメローな甘さ。
風味はカラメルとほのかなウッディーさ。
口当たりはとろんとしている。余韻は中、ボディーはライト。
まろやかな甘みが強く感じられるトップテイスト。ミドルでは塩味と酸味が甘味の上を跳ねるように感じられちょっとジューシー。穏やかな渋みと旨味によるマイルドな舌触りの中、ミネラルの甘みを感じてフィニッシュ。後味はリコリスのような甘み。

・3煎目:抽出時間40秒
少しボタニカルな華が混ざってきて、蜜香に近い雰囲気。ウッディーな火香と竜眼のような甘さを感じる。
口当たりはまろやかかつ滑らか。余韻は小、ボディーはなし。
流れる甘みと舌へ主張のある旨味によるコクのあるトップテイスト。ミドルでは微妙な苦渋と酸味が感じられ、少し重みがある。
塩味が出てきて小ざっぱりとしたフィニッシュ。後味は甘やか。

・4煎目:抽出時間50秒
香りは生の竜眼、本みりんを思わせる芳醇な甘さ。
風味はほんのりモルティーな枯れ葉。
口当たりはまろやか。余韻は微小。
穏やかだがしっかりとした甘みが流れるトップテイスト。ミドルでは酸味と塩味が現れて、少しジューシーなコクを感じる。
塩味混じりの渋みでじわじわとした主張のフィニッシュ。後味は甘じょっぱい。

・5煎目:抽出時間60秒
蜜香風の華のある乾燥フルーツの香り。
風味はまろやか。余韻はなし。
主張はダウンしたが、全体的に甘い印象は変わらず。少し甘じょっぱい塩味と旨味でフィニッシュ。後味は甘い塩味。

・6煎目:抽出時間70秒
香りは鈍い竜眼。
口当たりは穏やか。
鈍い甘みと塩味の流れを感じる。微妙な苦渋が入って少し甘じょっぱい。

・7煎目:抽出時間80秒
香りはなし。
口当たりは穏やか。
微妙に甘じょっぱさと渋みの存在感がある程度。

・8煎目:抽出時間90秒
香りはなし。
口当たりは穏やか。
薄っすらと甘みがあり、とても優しい飲み心地。微妙に重さのある渋みと塩味でフィニッシュ。

・9煎目:抽出時間100秒
非常にマイルドなミネラルウォーターという印象。後味は鈍い渋みによるエッジ。

・10煎目:抽出時間110秒
少し甘いミネラルウォーター。微妙な渋みと塩味が残る。

・11煎目:抽出時間120秒
少し甘いお湯。






[総括]
素晴らしい。素晴らしい!2年かけた甲斐があったというものです。
これはケチがつけられないですね。


駿眉シリーズには香りの派手さと透明感は負けますが、代わりにコクの強さと渋みの心地よさが勝ってます。これはもう原料と製法によるレギュレーションが違うので比較してもあまり意味がありません。


特筆すべきは香り!
一瞬の輝きというよりは持続性があって煎を重ねてもなかなか消えません。
それ以上に私が評価したいのが「甘さの質」ですね。面倒でも詳細を見てもらうと分かるのですが、「カラメルっぽい甘さ」を一度も感じませんでした。すべてがメローな雰囲気で表現されており、これはつまり発酵が完璧になされている証拠となります。
これはもう1・2年待ったらまた良くなりそうな気配ですね。


味わいにはなにもいうことはありません!
ネガティブ要素ゼロでスペック通りに期待に応えてくれます。

完成度が100点満点で、質も最高クラスということで、「駿眉シリーズを除く、無燻の正山小種」という狭い範囲になりますが、このお茶を超えるものは多分世界に存在しない。あっても一般人が手に入るシロモノではないでしょう。

ハイコスト、ハイリターンなので価格は安いと感じるかは人によるでしょうけど、私には中国茶の一つの頂上を拝めるにしては安すぎると感じますね。
飛びぬけた何かがあるというものではなく、総合力が最強のお茶だと感じました!



・香り(1~3煎目)
HOJO 正山小種 奇種 20203


最初はちょっと火が強め。後から円熟感のある香り!




・味(全体評価)
HOJO 正山小種 奇種 20204


コクを中心に、あらゆる要素が高水準!




こんな方にオススメ!
旨い中国茶が飲みたい方!
正山小種の一つの頂点を見たい方!



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プロフィール

けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
Youtubeもちょっとやってみようと思います。

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