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鈴茶堂 冰島古樹晒紅 2022

鈴茶堂 冰島古樹晒紅 2022
価格:3780円/30g タイプ:リーフ コストパフォーマンス:並 評価:★9





鈴茶堂 冰島古樹晒紅 2022
商品説明:
使用原料は樹齢300年を超えると思われる古樹。産地は雲南省临沧市双江拉祜族佤族布朗族傣族自治県冰岛湖。爽やかな梅香が素晴らしく、冰島らしいミネラル感と甘味、爽やかな酸味が心地よい紅茶。晒紅ならではの素朴さに加え、冰島の老茶樹ならではの力強さも感じられる。




これでテンコウ紅茶はおしまいですね。
最後は今年の新茶になります!ここまでの雲南紅茶はみんな熟成後のやつだったので、新茶がどんなものか試したいと思って購入。
また、スペックが非常に高いですね。
冰島のお茶は初めて飲むのですが、プーアル茶のグラン・クリュであることは私でも知っています。というか価格も高い。テンコウでこれってマジか……!?
ということで、ラストに飲むためふさわしいのではないかと思います。






鈴茶堂 冰島古樹晒紅 20221

茶葉はこんな感じ。香りは羅臼昆布みたいな旨みのあるアミノ酸臭。
紅茶っぽさは欠片もないですねぇ!
茶葉量2.0g、湯量40mL、熱湯の多煎抽出。1煎目は20秒、以後は1煎ごとに10秒プラスしました。





[簡易評価]
鈴茶堂 冰島古樹晒紅 20222

※詳細
・1煎目:抽出時間20秒
香りは新鮮な焼きのり。昆布の旨みとドライな枯感が続く。冷めてくると微妙に黒文字っぽいニュアンスを感じられる。
風味は旨みとスパイシーさ。
口当たりはドロっとしている。
余韻は大〜中、ボディーはフル寄りのミディアム。
口に含むと酸味と塩味を伴う濃厚な旨味が感じられる。ミドルでも甘やかな旨味は残り、エッジもコクとして捉えられる。
キツめのキレのある渋みでフィニッシュ。後味にはミネラルの甘みが強く残る。

・2煎目:抽出時間30秒
香りはウッディーさと旨味のある火香。武夷のロウソウ水仙や紅茶に近いところがある。冷めてくると梅干しみたいな旨み。
風味はヌワラエリヤ。
口当たりはとろんとしている。余韻は中、ボディーはミディアム。
酸味と強い甘味によるマイルドで厚みのあるトップテイスト。ミドルでは苦渋のキレと塩味、旨味によるコクが感じられる。掠れたような渋みを感じつつ、じわじわとした旨味が残り続ける。後味はドライ。ミネラルの甘みが強く感じられる。

・3煎目:抽出時間40秒
香りは海藻っぽい旨味を帯びたグリニッシュ。スッキリとしたウッディーさが続く。
風味は旨みを帯びたウッディーさ。
口当たりはマイルド。余韻は小、ボディーはライト。
穏やかな甘味を感じるトップ。ミドルでは弱いエッジが入りシャープな雰囲気。
鈍く旨みを感じつつ、ドライなフィニッシュ。後味は少し甘い。

・4煎目:抽出時間50秒
香りはオリーブオイル、弱い花蜜。
口当たりは優しい。余韻は微小、ボディーはほぼなし。
存在感のある液の流れを感じた後、酸・渋の軽いエッジが入る。塩味が続き、ジリジリとした辛みのあるドライなフィニッシュ。しばらくすると後味に甘みを感じる。

・5煎目:抽出時間60秒
香りは微妙にフレッシュ。
まろやかな甘味のが流れを感じ、その頃シャープな渋みからくるエッジでフィニッシュ。後味は硬水っぽい。しばらくすると甘みが出てくる。

・6煎目:抽出時間70秒
香りはなし。
少し味の勢いがダウン。マイルドな甘味の流れを感じ、その後弱い渋みのキレを感じてフィニッシュ。後味は少し甘い。

・7煎目:抽出時間80秒
少しまろやかなミネラルウォーターという印象。後味は微妙なエッジ。

・8煎目:抽出時間90秒
ちょっとお湯っぽくなったがまだまろやか。

・9煎目:抽出時間100秒
半分お湯、後味が少しマイルド。






[総括]
最初はとにかく旨みの主張が強いのですが、だんだんとヌワラエリヤっぽくなっていきます。
火香は控えめで、かなり茶葉の個性が感じられますね。
寝かせなくても楽しめるのは好印象です。


香り同様、味も旨みが強いですが、早々に甘味の方が目立つようになりますね。
フィニッシュにかけてかなり強めのエッジがあるのが特徴的。
紅茶のポリフェノールによる渋さというよりは、硬水を飲んだ時の渋さで、ミネラル感が強力です。
南糯のような重さではなく、キレが魅力!
濃厚でも緩急があるのでバランスが良い感じですね。


そしてとにかく品質がずば抜けているっ!
冰島のお茶はプーアル茶の産地のくせにボディーがしっかりしているのですね。
そこに古樹の濃い余韻が重なると。
なるほど、これは人気が出るわけだと感じました!


今飲んでもフレッシュ感が楽しめて良し、
寝かせて渋みが落ち着くのを待つのも良し。
これは当たりだと感じました!




雲南紅茶をいくつか飲んで思いましたが、個性はしっかりありますね。
つまらんといったのは撤回せねばなりません。
ただ、新たに感じたのは「博打感が強い」ということ。
やっぱりちょっと買いにくいな……と思います。
理由は3つあって、

①香りは結構しっかりしているが、火香控えめなものが多く熟成向きではない印象
②味に個性があるので、合う・合わないが顕著
③結局のところレベルの高いものはプーアル茶に近くなる

味の丸さを求めるなら寝かすべきだとは思うものの、香りがちょっと不快になりやすいのでそこが嚙み合っていないと感じました。
……「だったら熟成向きで、さらに良い素材を使っていて、しかも安く買えるプーアル茶を飲めば良くない?」と思っちゃいました。


無価値とは言いません。
紅茶をはじめに飲んでいた人が、プーアル茶を飲み始めるためのイニシエーターとしては良いものだと思います。
香りという名の補助輪付きプーアルという感じですね。
が、よほどのぶっとんだものでない限り割高感があるので、ハマるほどに疎遠になっていく気がします。



・香り(1~3煎目)
鈴茶堂 冰島古樹晒紅 20223


結構フレッシュ!




・味(全体評価)
鈴茶堂 冰島古樹晒紅 20224


超パワフル!




こんな方にオススメ!
高品質な中国紅茶が飲みたい方!
主張のハッキリしたお茶が好きな方!



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