鈴茶堂 易武三合社 晒紅 2019
- 2022/07/25
- 12:00
鈴茶堂 易武三合社 晒紅 2019
価格:2484円/30g タイプ:リーフ コストパフォーマンス:低 評価:★7.5

商品説明:
産地は雲南省西双版納易武三合社。通常の雲南紅茶(滇红)とは違い、天日乾燥、つまり火を使わず全て太陽のちからを使用して作られている。素朴で優しく、それでいて茶樹の力強さも感じるお茶。
今回のお茶もテンコウ!これも3年寝かせておりました。
これまでのものとはテンコウ違いです。
晒紅(テンコウ)なのです……ああ、ややこしい名前だ!
そんなことより産地が易武です。
易武!今のところ私の一番好きなプーアル茶の産地ですね。
紅茶だとどんなものか楽しみです。

茶葉はこんな感じ。香りは甘酸っぱいヒネ香とともにほんのりキャラメルっぽい甘さを感じます。
茶葉量2.0g、湯量40mL、熱湯の多煎抽出。1煎目は20秒、以後は1煎ごとに10秒プラスしました。
[簡易評価]

※詳細
・1煎目:抽出時間20秒
トップノートは枯感。ミドルでは少しダークで厚みのある落ち葉のような香ばしさが感じられる。ベースノートはほんのり甘い香ばしさ。
風味はドライな枯れ葉、カラメル。
口当たりはとろんとしていてとてもまろやか。余韻は小、ボディーはミディアム。
口に含んだ瞬間に優しい甘味が感じられ、主張は弱いものの口中を覆うように広がっていく。ミドルでは僅かな酸味と塩味が見えるが甘味の方が目立つ。じわじわとした旨みでフィニッシュ。後味は甘やか。
・2煎目:抽出時間30秒
香りはヒネ混じりのドライな枯れ葉。ウッディーさが続き、かなり地味。
風味は少し香ばしい。
口当たりはとてもマイルド。余韻は微小、ボディーはライト。
一煎目ほど濃厚ではないが、まだまだ甘味が強力で他の味の主張は見えない。とてもマイルドな飲み心地で、薄っすらとした塩味がミネラル感を感じさせる程度。柔らかな甘みでフィニッシュ。
・3煎目:抽出時間40秒
香りは少し甘い香ばしさ。
口当たりはマイルド。余韻もボディーも無くなった。
甘味の強度はダウンし、全体を優しくしているという印象。
口に含むと甘みによって和らいだ酸味が流れる穏やかなトップテイスト。ミドルでは掠れたような渋みが僅かに感じられるが、塩味からくる鈍い旨みでほぼ気にならない。
・4煎目:抽出時間50秒
香りは微妙に甘い香ばしさ。
口当たりは優しい。
甘みがダウン。非常に柔らかく流れるミネラルウォーターという印象。
後味に塩気と渋味からくる僅かなエッジが感じられる。
・5煎目:抽出時間60秒
香りはぼんやり香ばしい。
口当たりは優しい。
甘味と塩味がさらりと流れるミネラルウォーターという印象。鈍い酸・渋が感じられ少し辛味のあるフィニッシュ。
・6煎目:抽出時間70秒
香りは微妙に甘い。
少し酸味が目立つようになり、後から甘味がくるようになった。マイルドなミネラルウォーターという印象。後味は少ししょっぱい。
・7煎目:抽出時間80秒
香りはなし。
味は少し濃い甘さのお湯。後味はシャープ。
・8煎目:抽出時間90秒
優しい飲み心地のお湯。後味に雑味あり。
[総括]
香りは番茶っぽいですね。
ぶっちゃけ個性は希薄ですが、生産者が自分のためにつくっているようなものとなればまあ納得。
日本の番茶と役目も一緒ですしね。国が違っても似たようなことしているというのは面白いです。
しかし味は非常に特徴的!
正山みたいな主張のあるタイプの甘さでも、南糯山のような発酵感の強い紅茶っぽい甘さでもない。
口の中が常に柔らかいような状態で、もう易武味がするとしか言いようがありません!
紅茶というより番茶っぽい個性のついたプーアル茶という感じですね。
・香り(1~3煎目)

番茶っぽい!
・味(全体評価)

めちゃくちゃ甘い!
こんな方にオススメ!
・易武が好きな方!
価格:2484円/30g タイプ:リーフ コストパフォーマンス:低 評価:★7.5

商品説明:
産地は雲南省西双版納易武三合社。通常の雲南紅茶(滇红)とは違い、天日乾燥、つまり火を使わず全て太陽のちからを使用して作られている。素朴で優しく、それでいて茶樹の力強さも感じるお茶。
今回のお茶もテンコウ!これも3年寝かせておりました。
これまでのものとはテンコウ違いです。
晒紅(テンコウ)なのです……ああ、ややこしい名前だ!
そんなことより産地が易武です。
易武!今のところ私の一番好きなプーアル茶の産地ですね。
紅茶だとどんなものか楽しみです。

茶葉はこんな感じ。香りは甘酸っぱいヒネ香とともにほんのりキャラメルっぽい甘さを感じます。
茶葉量2.0g、湯量40mL、熱湯の多煎抽出。1煎目は20秒、以後は1煎ごとに10秒プラスしました。
[簡易評価]

※詳細
・1煎目:抽出時間20秒
トップノートは枯感。ミドルでは少しダークで厚みのある落ち葉のような香ばしさが感じられる。ベースノートはほんのり甘い香ばしさ。
風味はドライな枯れ葉、カラメル。
口当たりはとろんとしていてとてもまろやか。余韻は小、ボディーはミディアム。
口に含んだ瞬間に優しい甘味が感じられ、主張は弱いものの口中を覆うように広がっていく。ミドルでは僅かな酸味と塩味が見えるが甘味の方が目立つ。じわじわとした旨みでフィニッシュ。後味は甘やか。
・2煎目:抽出時間30秒
香りはヒネ混じりのドライな枯れ葉。ウッディーさが続き、かなり地味。
風味は少し香ばしい。
口当たりはとてもマイルド。余韻は微小、ボディーはライト。
一煎目ほど濃厚ではないが、まだまだ甘味が強力で他の味の主張は見えない。とてもマイルドな飲み心地で、薄っすらとした塩味がミネラル感を感じさせる程度。柔らかな甘みでフィニッシュ。
・3煎目:抽出時間40秒
香りは少し甘い香ばしさ。
口当たりはマイルド。余韻もボディーも無くなった。
甘味の強度はダウンし、全体を優しくしているという印象。
口に含むと甘みによって和らいだ酸味が流れる穏やかなトップテイスト。ミドルでは掠れたような渋みが僅かに感じられるが、塩味からくる鈍い旨みでほぼ気にならない。
・4煎目:抽出時間50秒
香りは微妙に甘い香ばしさ。
口当たりは優しい。
甘みがダウン。非常に柔らかく流れるミネラルウォーターという印象。
後味に塩気と渋味からくる僅かなエッジが感じられる。
・5煎目:抽出時間60秒
香りはぼんやり香ばしい。
口当たりは優しい。
甘味と塩味がさらりと流れるミネラルウォーターという印象。鈍い酸・渋が感じられ少し辛味のあるフィニッシュ。
・6煎目:抽出時間70秒
香りは微妙に甘い。
少し酸味が目立つようになり、後から甘味がくるようになった。マイルドなミネラルウォーターという印象。後味は少ししょっぱい。
・7煎目:抽出時間80秒
香りはなし。
味は少し濃い甘さのお湯。後味はシャープ。
・8煎目:抽出時間90秒
優しい飲み心地のお湯。後味に雑味あり。
[総括]
香りは番茶っぽいですね。
ぶっちゃけ個性は希薄ですが、生産者が自分のためにつくっているようなものとなればまあ納得。
日本の番茶と役目も一緒ですしね。国が違っても似たようなことしているというのは面白いです。
しかし味は非常に特徴的!
正山みたいな主張のあるタイプの甘さでも、南糯山のような発酵感の強い紅茶っぽい甘さでもない。
口の中が常に柔らかいような状態で、もう易武味がするとしか言いようがありません!
紅茶というより番茶っぽい個性のついたプーアル茶という感じですね。
・香り(1~3煎目)

番茶っぽい!
・味(全体評価)

めちゃくちゃ甘い!
こんな方にオススメ!
・易武が好きな方!
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