fc2ブログ

記事一覧

選ぶのは難しいよ!!

こんにちは!

今回はちょっと面白いものをいくつかいただきましたので、
それを使って記事を作ってみました。



難しいよ、買付!

じゃんっ!
お茶を多く飲んでいる方は似たようなものを見たことがあるかもしれません。
これは生産者が取引先などに送るサンプルです。
非売品……というとより未発売品。専門店は現地に行かずともこういうのをテイスティングすることで買付するか決めることができます。
ここにあるものも、もしかしたらどこかのお店に並んでいるかもしれませんね。


……てなわけで、これを通常商品同様にテイスティングして旨いだの不味いだのブログで言うのは非常に危険!
というか普通に考えてジュンチヤバリが飛んできて怒るでしょうから、最低限の礼儀としてとりあえずロットナンバーは加工して塗りつぶしておきました。
しかしせっかく珍しいものですし、5つもあるのにただ飲んでお終いではもったいない。
何か有意義な使い道はないものか?


そこで思いつきました。
自分が5つの中から一つ買い付けるならどれにするか?
決めてみようと思います。残念ながら各ロットの価格は不明なので、質での判断になります。





[テイスティング感想]
①HSP Jー1〇   評価:★4~5
難しいよ、買付!1

使用品種はおそらくB157単一。強く若々しいハーブ香、ライムっぽさが感じられる。中盤にはトロピカルフルーツのニュアンス。
ライトボディーで軽やかな味わいとキレが特徴的だが、渋味が野暮ったく残る。




②HSP Jー1×   評価:★3
難しいよ、買付!2

品種はP312か?モルティーなのでその他の品種の可能性もあり。
もっさりとしたハーブ香と蓮の花。
ボディーはなし。主張自体が希薄で、酸味と塩味がわずかに感じられる。白茶っぽさが強い。



③HSP Jー2▽   評価:★5~6
難しいよ、買付!3

HSPにしては火がしっかり目に入っており、トロピカルフルーツのニュアンス。オランジェット、カルダモンのようなスパイシーさ。
それほど我が出ていないが、風味はAV2っぽい。
ライトボディーで、甘味と塩味によるコクがある。最後に荒いエッジがあるのが惜しい。



④HRHT Jー10△   評価:★5.5
難しいよ、買付!4

明るいオレンジとハーブ香、ゼラニウムのニュアンス。
B157とAV2のブレンドか?
ライトボディーで主張も軽め。ほどよい塩味と甘味があって飲みやすい。キレと若干の渋味はあるが、ネガティブではない。バランスが良く、飲んだ感じはHORっぽい。




⑤HRHT Jー12□   評価:★5~6?
難しいよ、買付!5

カラメルと線香のような香ばしさが強く、品種はよくわからない。
ボディーはなくまったりとした味わい。
酸・苦渋・旨味の入り混じったバランスの良い甘み。最後にエッジはある。
まだ火が強すぎ、コンディションが整うのは年明けごろという印象。





ここでブロガーとしての私目線買付目的目線で分けてみていきます。






Q:どれを選ぶか?



けy:ではまずは私の意見から!
ええ……この中から選ぶの……?
ぶっちゃけ、ぶっちゃけですよ?5つとも微妙です……。美味しいのがないのだもの!
まあ、そう言っていても始まらないですし、この中でマシなのを挙げるとすれば……
レイトファーストっぽいキャラクター。一番味が乗っていましたし、ちょっとHRHTを思わせる個性も面白いかなと思いました。
味だけなら⑤もいいですが、ちょっと今売るのは厳しいものがあるなぁと。
②は論外です。




けyですね。間違いなく。
けy:はぁ!?あんな薄っぺらいものなんで……
けy:そちらの目線から見た理由はちゃんと聞いたじゃないですか。ちょっと黙っていてください。



けy:僕が選ぶのが何故①なのか?当然、売れるからですよ。
③は悪くない。しかし、おっしゃる通り「レイト」なのが問題です。
国内で様々な専門店がジュンチヤバリ茶園のHSPを扱っていますよね?みんな何を推していますか?
爽やかさであり、華やかさであり……なにより春一番の新茶感でしょう?
その中で美味しいとはいえレイトっぽいのを選ぶ?逆張りが過ぎますよ、売れるわけがない。
①は実に表面的な個性で味わい深さは皆無です。
しかし、「爽快かつ豊かな香り」という分かりやすい特徴は受け入れやすいし、味の弱さも「ジュンチヤバリ茶園らしい飲みやすさの中にキレのある味」と言ってやれば一本通ったウリとなる。ニーズに売り込むなら、こいつでしょう。





……はい。
大体1時間くらいで飲んで考えた結果は上のような感じになりました。
ただ単にサンプルの名前通りに出すなら①になりますが、例えば①を「HSP・春香」、③を「HSP・醇香」とでも名付けて同時に売り出してやれば話は変わってきますね。
また、とりあえず①を出しておいて⑤を確保。年明けにでも「熟成させて美味しくなるのを待ってました」的な文句と共に売り出すというのも手だと思います。

美味しいかどうかはさておき、一つの茶園で色々と売り筋を見出せる辺りジュンチヤバリは強いなと感じました。
しかし、④みたいな中途半端なやつとか、②みたいなマジでどうしようもない奴がいるのも確か!

よって専門店に並ぶ時点でかなり厳選されているのは言うまでもないですね。
さらにその上で売れるものを見つけなくてはならない!
「美味しいと思ったけど、売れねぇわコレ」となればOUT。これが辛い。
しかも、世界中のバイヤーが狙っているから悩んでいる暇はない、買付のための資金限度との兼ね合いなどのオマケがつきます。


「専門店って大変だなぁ……」とちょっと体験してみて分かりました!




スポンサーサイト



コメント

No title

専門店はやっぱそれを売って成り立っているので、「今年のはよくないんで買い付けやめました。」って対応できないのが辛いですよね。
特にコロナ禍で一気に茶葉の品質が落ちた時は、自身の信用を削って茶葉を売ってたんかなーと思ったりします。(ほんとはベストじゃないけど、お勧め的な文章書くしかない等・・・。)
それと、いい茶葉を比較的出しやすい茶園とかは、付き合いで買うとかもあるんでしょうね。(いいロットがあっても茶園側が普段から付き合いのある方にいいロット回すでしょうし。)

後は予算の問題。特に今年のダージリンFFはべらぼうに価格高騰したんで、消費者がどこまでのものを求めているかという見極めが難しかったかと思います。下手にいい物で高い物を入荷しても買ってくれない場合もあるでしょうし。それなら、コスパいいものに走るかなーと。

Re: No title

こんにちは、コメントありがとうございます!



オレンジさんのようにこれまでの状況、生産者・お店の苦労、今の状況がきちんと把握されていれば、
「ある程度高くなるのはしょうがない」とは感じることができる。
問題は「どこまで許せるか?」でしょうね。
全体的に上がっているので、もともとかなり安価だったものがまあまあの値段になる場合もあるはず。
コストパフォーマンスの面では、消費者側が許容ラインを動かせるかが満足度を左右するのかな?と感じています。

個人的に紅茶に関しては、90~100円/1gからが高級ライン。
200円/1gで最上級ラインという印象。
コストパフォーマンスのいい中級ラインで許せるのはは80円/1gくらいかなと感じていますね。

No title

一番気になったのが⑤です。
熟成で化けるタイプのお茶好きなのかも?
➀の香りでうっとりさせる系もいいですよね。
その時の懐事情にもよるけど、けyさんの店でそのセレクトだったら多分買いますv-365v-407

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れた紅茶や緑茶や烏龍茶などお茶であれば産地・製法・価格問わずレビューしています。
買う理由が特にない場合は気に入った店のものを中心に購入して飲んでいます。
レビューするお茶に偏りが出ることもあるのはご了承ください。

レビューしてみてほしいお茶がある場合など何かありましたらコメント欄か右のメールフォームからお気軽にお問い合わせください。
リンクフリーです。

検索フォーム

ブログ村

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: