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華剛茶業 雪藏 1968 2022春茶

華剛茶業 雪藏 1968 2022春茶
価格:2980NTD/100g タイプ:リーフ コストパフォーマンス:並 評価:★8




華剛茶業 雪藏 1968 2022春茶3
華剛茶業 雪藏 1968 2022春茶5

[抽出条件]
茶葉は1g量り取り、湯量20mLで温度は100度。最初50秒、二煎目はマイナス5秒、その後一煎ごとに10秒ずつ増やし多煎抽出。



[簡易評価]
華剛茶業 雪藏 1968 2022春茶

※詳細
・1煎目:抽出時間50秒
花混じりのグリニッシュさが鼻を突き抜ける。まだ開いてはいないが、力強い。
冷めてくるとクリスピーな香ばしさとランの花が感じられる。
風味は旨みを伴うグリニッシュ。
口当たりはとろりとしている。余韻は小、ボディーはライト。
こってりとした塩味と甘みを感じるトップテイスト。ミドルでは旨みが現れる。ピリピリとした塩味の主張を感じでフィニッシュ。

・2煎目:抽出時間45秒
分厚いランの花とジャスミンのような花香が感じられ、グリニッシュさと共に鼻を突き抜ける。冷めてくるととうもろこしのような香ばしさ。また青みがあって未熟だが、トロピカルフルーツのような要素ともある。
口当たりはまろやか。余韻は微小、ボディーはライト。
塩味と甘味が旨味へと変化していく濃厚な味わい。ミドルではミネラル感が広がり、甘やかなコクを感じられる。わずかなエッジでキレのあるフィニッシュ。後味にはピリピリとしたミネラルと甘みが残る。

・3煎目:抽出時間55秒
力強いランの花。若葉のようなグリニッシュさが花に包まれ感じられる。冷めてくると穀物の旨み、バニラ。
口当たりはまろやか。余韻もボディーもなし。
旨味と塩味がメインのパワフルな味わい。じわじわとした塩味と酸味が広がり、ミネラル感がピリッと主張する。軽いエッジと旨味でフィニッシュ。







こちらはたまたま手に入った台湾茶。
元は茶荘ですが、梨山に大きな工場を構えて高い生産力のある老舗のメーカーです。
世界緑茶コンテストなど様々なコンペティションで優秀な成績を収めており、その中でもTOPグレードなのがこの君臨シリーズ。

春と冬のリリースがあるようですが、これは春。
使用品種は青心烏龍、産地は梨山と合歡山のブレンドらしいのでシングルオリジンではありません。
50g真空パックが箱の中に2つ入っているので、鮮度が比較的保たれるよう気が利いているなと感じます。
華剛茶業 雪藏 1968 2022春茶4


香りは非常にパワフルで、花香がしっかりと出ていますね。
もちろん清々しさもありますが、それでも目立つのは花。ランの花だけではなく白い花も香り、上品な印象を受けました。
華剛茶業 雪藏 1968 2022春茶1



味わいも非常に濃い!
甘味のしっかりと主張と強い余韻で品質が素晴らしい。
雑味や苦渋がほとんどなく完成度が高いですね。
煎持ちも良く見事な烏龍茶だと感じました。
華剛茶業 雪藏 1968 2022春茶2
華剛茶業 雪藏 1968 2022春茶6
茶器にぴっとり張り付く、しなやかなで見事な茶葉です。



素晴らしいのですが買うには台湾かアメリカでないと不可なのが厳しいところですね。
台湾なら14000円くらいで買えますが、アメリカだと27000円。
仮に日本に入ってきても18000~20000円はするでしょうね。
そうなるとコストパフォーマンスは良いとは言えないかな……という感じです。

台湾に旅行に行ったときに、間違いのないクオリティーの台湾茶も求めるなら君臨シリーズは大いにありだと感じました!







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コメント

No title

[簡易評価]は具体的で分かり易かったです
aroma characterは初めて知る表現でした
(●^o^●)

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プロフィール

けy

Author:けy
基本は国内外から手に入れたシングルオリジンのダージリン・和紅茶のレビュー。緑茶や烏龍茶、フレーバードなどお茶であれば産地・製法・価格問わず紹介しています。
様々なお茶が手元に来るので、余剰があればお分けすることもできます。
Youtubeもちょっとやってみようと思います。

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