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茶の穂 桐木単芽野生紅茶金駿眉 2023

茶の穂 桐木単芽野生紅茶金駿眉 2023
価格:5200円/3g タイプ:リーフ コストパフォーマンス:やや低 評価:★10




茶の穂 桐木単芽野生紅茶金駿眉 2023

[抽出条件]
茶葉量1g、湯量20mL、熱湯の多煎抽出。1煎目は20秒、以後は1煎ごとに10秒プラス。



[簡易評価]
茶の穂 桐木単芽野生紅茶金駿眉 20231

※詳細
・1煎目:抽出時間20秒
淡い火香と共にメローな花蜜の香ばしさを感じる。
風味は軽やかな蜜の甘さ。
口当たりはクリア。
ほのかな主張の後、濃厚なミネラル感が続く。
渋味はほぼなく、濃厚なミネラルウォーターのよう。

・2煎目:抽出時間30秒
ほんのりハーブのような若さがありつつ、ランの花混じりのメローな花蜜が香る。弱い火香が続く。
風味は明るい花蜜。
甘味の主張が若干増した以外に変化はなし。非常に長く深い余韻が残る。

・3煎目:抽出時間40秒
若干梅のような甘酸っぱさがあり、蜜っぽい甘さが続く。
風味は少々シャープな甘酸っぱさ。
ほのかに旨みが感じられるミネラルの流れ。舌の端にわずかな渋さはあるが、全く長い甘みが後味に残る。







今回のお茶は、金駿眉の中でも最高クラスのロット。
桐木村の標高1200m以上、まさに金駿眉というやつですね。
そもそもノーマルな正山小種でも1200mクラスを扱う店は数少ない、
その上商品名にある通り芯芽しか使わないのでとってもとっても貴重なものです。




まず香りですが、比較的おとなしいです。
芯芽にありがちではあるのですが、葉っぱのように個性の強さはあまり出てきません。
しかし、紅茶らしい発酵により生まれた甘い香りはしっかりと感じられるので丁寧に作られていることが分かります。
茶の穂 桐木単芽野生紅茶金駿眉 20232



ここからが本題。実際旨いのかという話ですね。
めちゃくちゃ旨いです。
紅茶に限らず、高級なお茶において重視される余韻の強さは圧倒的。また、特に中国茶において大事な透明感も抜群。
とてもクリアな味なので、一見薄そうに見えますが後味が尋常じゃないのです。
渋みは全くゼロではないのですが、総合計10分以上蒸らしてほんのわずかにしか出てこない。見事としか言いようがありません。
茶の穂 桐木単芽野生紅茶金駿眉 20233



紅茶の頂点と言っていい別格のお茶だと感じました。
唯一の弱点は価格の高さで、正直9~9.5点にするか迷いました。
もしこのお茶が10g15000円くらいでしか売られていないなら9点にしたと思います。
そこまで高いと博打みたいなものなので、商品としては優秀とは言い難いですからね。

しかし、5000円ならば、高いとは思いつつも手が出なくはないです。
1か月ほかのお茶を我慢すれば、王様でもないのに地球上に存在する紅茶の中でもトップが飲める。
そう思えば高すぎることはないかと思います。

でもやっぱり高いのでコスパは良いわけではありません。
他の金駿を飲んだうえで、さらに上を見たければチャレンジするというのが賢明だと思います。
多分、比べれば納得のいく品質だと感じられるはず!



こんな方にオススメ!
高くても良いから一番良いものを欲しい方!



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レビューするお茶に偏りが出ることもあるのはご了承ください。

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また、産地や種類を限定していない乱読ならぬ乱飲なので、様々なお茶が手元に来ます。余剰があればお分けすることもできますし、もしレビュー対象を送っていただける場合は手持ちのお茶をお礼としてお返しいたします。



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