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リーフルダージリンハウス ダージリン2022SF キャッスルトン農園MuscatelDJ-224

リーフルダージリンハウス ダージリン2022セカンドフラッシュ キャッスルトン農園MuscatelDJ-224
価格:3240円/30g タイプ:リーフ コストパフォーマンス:やや低 評価:★6




リーフルダージリンハウス ダージリン2022SF キャッスルトン農園MuscatelDJ-224

[抽出条件]
茶葉は1.8g量り取り、湯量135mL、95度で5分。


[香り]
トップノートはローストしたナッツのような香ばしさと、熟したフルーツのような甘さ。
ミドルではこんがりとした焙煎香とウッディーさ。ほんのり赤ブドウのようなニュアンスがある。
ベースノートはドライな香ばしさ、ナッツの殻。

[味]
風味はフルーティーなニュアンスを帯びた枯れ葉、ウッディーさ。
口に含むと甘味によって和らいだ苦渋が広がるパワフルなトップテイスト。
ミドルではドライな舌触りと共に旨みが感じられる。強めの塩気が後に残りフィニッシュ。





今回のお茶は、前にいただいたリーフル扱いのキャッスルトンマスカテル。
年々高くなっていて、チャイナなのにもうクローナルのムーンライトクラスの価格帯になって来ていますね。
今年はどうなることやらという感じであります。





香りはなかなかイケています。
発酵度は比較的低めとなっており、メロー感はあるものの控えめという感じ。
フルーティーさがふわりと香る重すぎない個性をもったロットだと感じました。
ナッツのような香ばしさを帯びていて、そこにフルーティーさが絡んでいるキャッスルトンらしさを感じられる点はGood。
惜しい点をいうと、マスカテルフレーバーとハッキリ言えるほどの甘さがないところが挙げられますね。
リーフルダージリンハウス ダージリン2022SF キャッスルトン農園MuscatelDJ-2242




味わいはややシャープな全体像。
こちらもキャッスルトンらしく甘みと苦渋が同じくらいの強度で感じられるパワフルな構成になっています。
ただ、発酵度が控えめなので甘さ・渋味がちょっと控えめで、苦さがやや目立つか?という感じ。
また、作られたのが5月と早めなためか、微妙にファーストフラッシュっぽい塩気のある後味になっています。
リーフルダージリンハウス ダージリン2022SF キャッスルトン農園MuscatelDJ-2243




全体的なクオリティーとしてはダージリンの中でも悪くないですし、キャッスルトンらしさもあるのでなかなか良い。
ただ、マスカテルフレーバーが大して感じられないチャイナセカンドとしてはちょっと価格が高め。
満足度という面で、飲んだ後に少し物足りなさが残るお茶だと感じました!








リーフルダージリンハウス ダージリン2022SF キャッスルトン農園MuscatelDJ-2241





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コメント

紅茶の20年

けyさん
いつも興味深く拝見しています。大変勉強になります。私は2003年正月にたまたま買ったルピシア(当時はテイエという名前でした)の福袋で紅茶にはまりましたが、仕事が忙しくなったことなどから一年ぐらいで離れてしまいました。昨年から約20年ぶりに紅茶を楽しんでいます。私は、セカンドフラッシュとウバのクォリティしか飲まないのですが、どちらもこの20年の間に大きく変わってしまったのでしょうか?セカンドフラッシュは焙じ茶のような紅茶ばかりになってしまった気がします。詳しいことや微妙な味の違いは分からないのですが、残念に思います。私の記憶が美化されているだけなのでしょうか?

Re: 紅茶の20年

こんにちは、コメントありがとうございます!



私自身お茶を飲み始めて7〜8年くらい?なので、オレストさんの方が先輩ですね!
そのため、10年以上前のことを語ることは出来ませんが……ここの数年の話ならば。

2017年ごろですと、どこのセカンドもマスカテルを目指してチャイナを作っていたように思います。
発酵や火入れに気をつけたような……神経質というとちょっと変ですけど紅茶として出来の良いものが多かったと思います。
これはもちろん、専門店に入荷したものの話なので、全部が全部そうだったかは分かりませんけれど、目につく範囲のものはちゃんとしていたなと記憶しています。

2018〜19年ごろから少しずつ変化がありました。リシーハットが妙に中国茶みたいなものを作り出そうとしたり、プッタボンで前からあった強い火入れのものがどんどん増えたりと。
2020年は結構厳しく、あからさまに出来の悪いお茶が見られましたが、これは時制のせいかと思います。
2021年からはまた復活、という感じです。

今のダージリンのお茶は大きく3パターン見られるように思います。
1つ目が火の強いタイプ。クローナルチャイナ関係なく散見されます。
高級クローナルのムーンライトの名前のついたものはほうじ茶みたいな香りのするものもあるので、それもこっちに入れて良いかもしれません。香ばしいのは良いのですけど、発酵がちゃんとしていなかったり苦渋が強すぎたりと当たり外れが激しいです。

2つ目はバランスよく作られているタイプ。紅茶としてちゃんとした出来という感じで主にクローナルで多いように思います。
チャイナの良質なロットはなかなか見当たらないのが私も寂しく感じます。
元々セカンドのクローナルは重視していなかったのですが、最近はクローナルの方が出来が良いということも多いですね。


3つ目はなんだかよくわからないやつ。セカンドでは数が少ないのですが、ウーロン茶や緑茶みたいな奇を衒った変わったお茶が出現することがあります。スペシャルなお茶を狙っているのは明らかですが、マニア向けという感じで大抵割高感がありますね。



リリースの割合は、私の感覚だと1つ目が6〜7割、2つ目が3〜4割、3つ目が1割以下という感じですね。
火が強いから美味しく無いとか、マスカテルがあるから最高とかそういう話ではありません。
ただ、必要以上に香ばしさがついているものの占める割合が多くなってきているとは感じています。


もっとマスカテル

けyさん
詳しい解説をありがとうございます。
発酵や火入れのことはよく分かりませんが、昔はダージリンでも、もっと"紅茶らしく"自然にマスカットのようなフルーティーな香り(必ずしもこれをマスカテルとは言わないそうですが)がしていた気がします。最近は、(けyさんが書かれている通り)特にセカンドフラッシュなどで、変な方向に個性を出してきているような気が...値段もとんでもなく上がりましたし。
これからも切味鋭い紹介記事を期待しています。

No title

横からになりますが。
2003年当時ですか・・・。
自分はその頃の記憶はあいまいですが、ダージリンはキャッスルトン全盛期(ほぼ一強?)だったような気がします。ただ、そのキャッスルトンもチャイナ老木を使っていたとのことで、植え替えが進んだ結果、2000年代後半には次第にキャッスルトン一強ではなくなり・・・という状況だったと思います。
現在のダージリンは当時より茶葉の品種差によって味わいが異なりますので、いろいろ試してみることをお勧めします。
案外、ジュンチヤバリ(ネパール)のSFとか気に入るかもしれないです。

ウバは着香問題等ありましたが、基本は当時とあまり変わっていない気がします。青山TF(ワンダーリンクス)辺りがいいウバを仕入れているかと思います。

なんとなく思い出しました

オレンジさん

コメントありがとうございます。
朧げな記憶ですが、確かにキャッスルトンに驚いた気がします。
ウバの着香問題は、2003年に既にあったのでしょうか?
その時のウバの香りが決定的でウバ好きになりました。
1970年代の子供の頃に飲んでいたリプトンの青缶を連想したのです。
昔はリプトンも美味しかったです。
それまでも着香だったとは思いたくないのですが。
けyさんが紹介されていた青山ティーファクトリーのハイランド2022クオリティーは飲みました。
美味しかったです。
ただ、私にはCha Teaの同じハイランド2022クオリティーも同じぐらい美味しかったです。
ルピシアはエズラビーでがっかりしたのでハイランドは試していません。
またいろいろ教えてください。

No title

オレストさん

確かウバ着香問題がネットで公になったのは2007年だったと思います。今はなき某セイロン専門店が「ウバ地方では近年、人工的な香料を用いて着香をしている茶園もある為、メントール香が強すぎる茶園は怖くて買えなかった」と呟いたのが発端でした。しかも、それが超有名茶園だとか。
その話はそこで留めるわけもなく、2009年にジークレフがウバの着香問題についてメルマガで触れ「プロでも100%の判別は難しい」と語っています。(その後、現在まで確かウバの入荷は辞めているはずです。)
また、それに呼応するようにデインブラ地方でも屑茶を混ぜてる話がでてきたりと、だいぶこの頃はセイロン関係でざわざわしていたように記憶しています。


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買う理由が特にない場合は気に入った店のものを中心に購入して飲んでいます。
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